2019.3.29: Juan Diego Florez concert

去年はRoyal Albert Hallで音が悪かったが今年はRoyal Festival Hallなのでいい。

Florezのコンサートは、自身がその地でまだやってない新しい曲をやりたがるので、マニアックな演目になることが多いのだが、プログラムをみると今日はメジャーな曲が結構ある。

まずオケが演奏。。。この曲、なに?メロディを聴くとどう考えてもロッシーニなのだが、軽さが全くなくてロッシーニに聞こえない。Sascha Goetzelは初めての指揮者でウィーンで振ってるらしい。Florez出てきて歌う二曲もしらん曲。まあ、2016年ペサロでいい曲はやり尽くしたからなあ。

次のオケは出だしでわかるノルマ前奏曲、重厚でいい感じ。この指揮者はこういう方がいいのね。Florez再登場でオペラではもう歌わなくなってしまった「清教徒」。2016年6月にチューリッヒで見ようとしたけど降板。CDでのネトコの声が頭の中で聞こえる。

次もCDでよく聴いてるロミジュリ、チューリッヒの名演出でぜひみたい〜。

退場してオケはまた重い序曲、、、「Favorite」、パリのコンサート形式role debutに行ったさー。その後、ザルツでもコンサート。オペラではまだやってないはず。ここからドニゼッティか、やる曲なんだろ・・・

「Allegro io son」だー!私の大好きな、何百回と聴いた。この曲がここまではまるのは彼しかいない。オペラ「リタ」自体はマイナーでまだ見たことない。

次はやっぱり、つい最近もウィーンで、role debutはバルセロナで聴いた。2018年5月ミュンヘンは返券。。。ウィーンでアンコールでた「愛の妙薬」はやらなかった。

休憩のち後半はヴェルディから。しらん曲2つ。初のオペラ「サン・ボニファーチョ伯爵オベルト」から。次も「十字軍のロンバルディア人」から。。。本人がヴェルディで唯一好きと行っているマントバでもなく、最近やってた「椿姫」でもなし。

退場するとオケが一気にカルメン前奏曲。Florezとは関係ないが、フランスの導入としては最適か。

まずはグノー「ファウスト」から、まだrole debuetしてない。行ったのはロミジュリ

続いてマスネ、シャンゼリゼでrole debtのちボローニャでMariottiとアンコールした「ウェルテル」のアリア。同様に「マノン」もシャンゼリゼでrole debtのちウィーン6月、みたいなあ。

マノンつながりでオケがプッチーニの間奏曲。この指揮者はロッシーニ以外はみんなよかった。Florezの持ち歌はフィレンツェだけだが、ボエームの雪の別れ!しっとりいいんだけど、超絶技巧がみたい・・・

と思うと、アンコールでいきなり「連隊の歌」ハイC6連発。4回みてるけど、ノックアウトされた2010年。最後のタメが長かった。ここでスタオベ。

いったん退場すると係員が椅子もってきて、ああ、最近はまってるあれだなと。ギター抱えて出てきて、三曲ほど歌い、自分で椅子とギターもってひょこひょこ退場。この人はほんとコミカルなのうまい。オケ置いてきぼり。

曲目忘れた曲は、最後がオケと合わずにやり直し。これで終わりかと思いスタオベ。でもまた出てきて、なんとNessun dorma!観客にも歌わせちゃったり、大盛り上がりで幕!役者や。。。客席の半分くらいがスタオベ!最前列中央の日本人除いて、お前ら立てよと。

と、感想が遠征記録集になってしまうくらい、ここ数年彼を追いかけてきたファンにはうれしい演目だった。ネット上のレビューはいまいちだが。

やっぱり2013年8月が転機だよなあ、Arnoldをやってしまい、ロッシーニ歌いから脱却して(ベルカントはやってたけど)、他のジャンルを開拓していった。まず絶叫系の仏語シリーズにはまってて、マイヤーベアグルック。最近はヴェルディのベタな役もやり始めて、プッチーニもそのうちやるのかな? GrigoloとかFabianoくんとロールがかぶってくるなあ。

STAFF & CAST


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