2015.12.17: Donizetti "Lucia di Lammermoor" @Barcelona

久々のバルセロナ遠征。休日の公演がないので、大学からStansted往復。Juan Diego Florez ロールデビューなので。

やっぱり「ルチア」はソプラノが歌えないとつらい。。。Florezはよかったけど、1幕は眠くなってしまった。2幕はしっかり聴いたけど。

予想外に舞台が素晴らしかった。またDamiano Michieletto!下手に傾いた巨大なガラスの塔があり、螺旋階段で上まであがれる。色とりどりのドレスを着たパーティ客が上まであがって埋めるのは壮観。最後はルチアが上まであがり、窓から舞台面にどさっ!!!すごいカタルシスだったわ・・・

傾いた建物はルチアの兄の傾いた国を暗示か。最初は男たちがなんか歌、関係性がわからん。衣装がちょっとマトリックスっぽい。。。(「泥棒かささぎ」でもそうだった。)

白いワンピースの細い女が終始うろちょろしてたが、これは無関係で、ルチアは青いドレス。(「泥棒かささぎ」でも鳥がうろちょろしてた。)

やってきたエドガルドと合唱たっぷり。また茶の皮ブーツだ。

休憩のち2幕。

ルチアが兄と家庭教師に説得されて、もう一人のテノール、アルトゥーロとの政略結婚を了承する。テーブルがばーっと並べられ、赤いシャンパンも並べられ、結婚式の準備がすすむ。

そこへ建物からエドガルドが登場、花嫁姿のルチアがかけよるが、バラの花を投げつけられる。家庭教師が結婚証明書をみせてダメ押し。エドガルドは指輪を投げつける。結婚式のテーブルも倒してシャンパングラスも滅茶苦茶。Florezはキレてる時は鳥肌もの。

ルチアはアルトゥーロを刺殺してしまい、建物にあがって、上記の場面。

エドガルドがルチアの兄との決闘に行くと、白い棺が運ばれてきて、それに抱きついて嘆き、短剣でぐさっ!

この演出は正面からぜひもう一回見たい。

STAFF & CAST


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