2018.7.30: Janacek "Aus einem Totenhaus"

ヤナーチェクの「死の家から」、マイナーなオペラなのになぜか最近3回目(WNOROH)。

冒頭の音楽が耳について離れない。結局、そこが一番いいところだった。ということはこの演出は失敗。

バイロイトのリングの演出家カストロフ。まんまリングの演出だった。RheingoldWalkuereを足して2で割ったような。

80年代アメリカの田舎の、コンパクトな二階建て。ペプシの電光掲示板がある。原作はシベリアじゃ。。。回転舞台に、ウサギ小屋、洗面台、檻のある裏庭、などがごちゃごちゃと詰まっている。羊?みたいなのが逆さまに吊されている。中央の部屋は衛兵たちが仮装して新聞読んでいるのが、回転すると見える。

リングと同じくカメラマンが入っていて、スクリーンに実況中継される。ドイツ語字幕もいっぱい。でも私のギャラリーの席からはスクリーンが半分隠れていて、むしろよかった。

なんか男達が叫んで殴り合っている。ウサギちゃんかわいい。と、政治犯アレクサンドル・ペトロヴィッチ・ゴリャンチコフが連れてこられ拷問される。黒ロングコートでセクシーな看守はChristian Riegerさんではないか?

赤い孔雀の羽根をつけた女(アリエイヤ、ワシの擬人化?)が裏庭で男達に襲われる。黒のシースルーのスカートをつけたスキンヘッドの男もいる。これがBo Skovhusとは終わって配役表みるまで気づかなかった・・・

殺人犯ルカに続いて、スクラトフが自分語り。元カノの結婚式に乗り込んで新郎殺した〜

音立ちが衣装を着飾って劇中劇。

鳥ちゃんが銃で撃たれ、アレクサンドルが看病をする。

なんかカジキマグロが通り過ぎた!かなり大きな人形を男が歩いて通り過ぎた。意味わからん。ワニの代わり?

窃盗犯シャプキンに続き、シシコフ(Bo Skovhus)が自分語り。おでこが奇形。嫁は処女だったが元彼を愛していたと言われ殺した〜。その時最初の男ルカが死に、それが元彼だったことに気づく、はず。

アレクサンドルが釈放されることになり、Christian Riegerがなかったことにして?

鳥ちゃんが赤い孔雀の羽をはずし退場(飛び立った?)。囚人たちは自由の憧れを合唱。衛兵に作業に戻れと言われて、音楽は唐突に終わる。またいつもの日常へ・・・

すごいパラパラとびみょーな拍手だった。オペラフェストなのにチケット余ってたし。WNOのDavid Pountney演出の時が息ができなくて、終わった後、ものすごい拍手だったのになあ。歌手は今日の方がよかったと思うけど。

STAFF & CAST


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