ヤナーチェクの「死者の家」。ドストエフスキー原作。この演出の舞台はシベリアの牢獄。
よく作り込んである。まず舞台の手前、階段で左右が少し高くなっているのでポテンシャルの底のイメージがある。後方に一段高く、監守が居並ぶ。その下に時折、赤い光をみせ金属音をたてる鍛冶場がある。全体的に暗いが後方から差す光が美しい。
身なりのいい男が連れてこられ、服を脱がされ鎖につながれる。煉瓦を運ぶ囚人たち。何かの宴か劇中劇が行われる。宴が終わり、やがて一人一人が自分の物語を語り出す・・・
字幕みてたがいまいち物語を把握できなかった。来年ROHで見るので詳細は保留。
最後、囚人たちがみな前をむいて灯りが落ちていき音楽もざっくり終わったのが衝撃的。休憩なしの90分。すごい演出だった・・・
David Pountneyの戦争シリーズ:The Passenger(2010), In Parenthesis(2016)