ENOでみたのと同じRichard Jones演出。下手側に通路がある、斜めに傾いた部屋で、背後に酒を置いた棚があり、そこから人の出入りもある。ENOより綺麗にみえた。
机にあがってホフマンがクラインザック!と歌う。評判通り、Michael Spyres、いい声してるね!細めで美しく、私好みの声。「Mitridate」で書いた通り、最近よくなった。
水色ドレスで義足つけて箱に入ってぐるぐる回る演出が印象的。その前で女装してるおっさんもなにげに濃い。ぶっとんだのはオリンピア役のOlga Pudova、声量はそんなにないが、コロラトゥーラが完璧!カーテンコールまで徹底してロボット演技してくれるのもいい。またロシアに逸材が!!ミュンヘンでは夜の女王とかやってるらしい。かつてのDamrauみたいな。
休憩のち、2幕のアントニア、そのDamrauが叫んでた。。。こうやって演技にはまると歌が馬になる。この人の最近のくせなの?一時期は声量もでていいソプラノになったと思ったのに、Linda di Chamounixとか。。。あーあ、ロンドンのYonchevaはうまかったなあ、丁寧だったもんなあ。
休憩のち、3幕のジュリエッタも馬だが、ホフマンの方が歌うのでよし。中央の鏡をぐるぐる回して顔がとれたりする仕掛け。ホフマンと同じ衣装のミューズが助ける。ジュリエッタに絡んで殺されたのってChristian Riegerかな。
最後はステラが去った後、みながでてきて輪になってホフマンを囲み、幕。いい演出だ。
Damrauの旦那、Nicolas Testé(フランス人、2010年結婚)、初見でとくに印象なし。これもロンドンのThomas Hampsonのインパクトが強すぎて。。。
出待ちしてPudovaにサインもらい、Spyresを写真ゲット♪Damrau待たずに帰る。