Laurent Pellyやってくれるわ〜。「連隊の娘」から気にはなってたが。Glyndebourneのラヴェルもよかったもんなあ。「マノン」も。現代的といえば現代的演出。舞台はそのままに、登場人物の衣装と演技が現代的でコケティッシュ。
アディーナは本を読んでいるには読んでいるのだが、巨乳くっきりのミニのワンピースで藁の上に横たわり、パラソルの下で本を読んでいる。
白いシャツにつなぎの作業服の鈍くさいネモリーノが好き好きいってもそりゃ相手にしないわ。
黒い軍服の軍曹がピラミッドに登って告白すると、ネモリーノもでっかいクレーンで頂上に迫る!!(ここは「連隊の娘」の戦車を思い出した。)
場面変わると、藁のピラミッドは平らになっている。でかいトラックが入ってきて、荷台がバーンと開くと、巨体のインチキ薬売り!すげーインチキくさい。Ambrogio Maestriはファルスタッフは憎らしすぎていまいちだったが今日はいい。
ネモリーノは買った薬をじゃくじゃく振って、ごくごく飲む(Florezがやってたのと同じ動き。。。)
ネモリーノは自転車でやってきたアディーナの行く手をはばんで跪いて懇願。でも玉砕。
ネモリーノはもう一本惚れ薬を買いに行くが、お金がないので、軍曹と軍隊に入る契約を交わす。
ネモリーノに遺産が入ったときいた町娘たちがのしかかってせまられてデレデレ〜。
一方、軍隊入りを聞いたアディーナが涙をみせると、ここでネモリーノのアリア。
Alagnaへたくそ!今回の主演はRoberto Alagnaであった、Angela Gheorghiu元旦那の。ここまで演技はめちゃくちゃがんばっていたのだが、このアリアは第一音から出てないし。。。この歌って難しかったんだなあ。Florezが軽々と歌ってから簡単なのかと思った。Alagnaは無難にプッチーニでも歌ってた方がいいな。
アディーナが契約書を買い戻してきて告白して、ハッピーエンド!
どっかで生イヌが舞台の袖から袖へ走り去っていったり。Laurent Pellyやりたい放題だったなあ。Alagnaがへたくそなのもご愛敬って感じで、もう一度みたい!
ソプラノ Aleksandra Kurzak は初見で、歌はいまいちだがキャラがいい。