2018.4.28: Bizet "Les pecheurs de perles" @Berlin

映像でクレジットが表示される。あれ、ベルリンってこういう仕様?

続いて海の映像。紗幕が透けて、砂地の舞台に村人たちが静かに集まっている。次の指導者がズルガに決まった。

そこへ茶色の衣装のナディールがやってくる。昔の恋敵だが、友達になろうと。

また海の映像。高僧ヌラバッドが白いヴェールをかぶった巫女を連れてくる。これ二人が争ったレイラだった。気づかずにズルガは一生ヴェールをつけてろと誓わせる。

休憩のち2幕。紗幕の向こうに階段があり、レイラがあがって歌う。シンプルだがいい舞台だ。高僧ヌラバッド、船はみんな帰ってきたと仕事終わりを告げる。

ここで休めと、でも誓いを忘れるなと。レイラは自分は意志が強いと昔話をする。映像で若いレイラが映し出される。昔、男をかくまい、剣を突きつけられても口を割らなかった、礼にこの真珠のネックレスをもらったのだと。

紗幕があがり、解放されたレイラがヴェールをとって踊り、やがて横になる。すると茶色の男が夜這いにやってくる。互いに思いを打ち明け、抱き合ってキス。そこへズルガの見張りがやってくる。高僧もやってくる。村人もぞろぞろやってくる。

最後にズルガがきて、みなを止めようとするが、巫女がレイラだったことを知ると、一転して死刑を宣告!ここ展開が早くてドラマチックだった。

そのまま3幕。背後に黒いカーテンでズルガの部屋を表現している。レイラがきて、自分が安らかに死ぬためにとナディールの命乞いをする。うっかり自分もレイラを愛していたと告白してしまうズルガ。レイラはスルーしてナディールの命乞いを続けるので、ズルガはさらに怒って二人とも死刑!

また砂地に人々がやってくる。ナディールが引き立てられてきて下手につながれる。レイラは憮然として、覚悟はできている、自分が死んだらネックレスを母に届けてくれと渡し、上手につながれる。

そのネックレスをみて驚くズルガ。これはあの時の少女にあげたもの・・・

あとは合唱隊と一緒になって二人も歌う!あれ、死んだの?ズルガ倒れた?ぼーっと聞いててよく見てなかったら終わってしもうた。

去年の初演はBarenboim指揮で、よかったんだろうなあ。今日は若手でかなりいまいちだった。歌手はズルガ以外は初演同じキャスト。初演のズルガはセビリアでよかったGyula Orendt、それもよさそう。テノールFrancesco Demuro、声はでているが最高音で裏返って全く聞こえなかった。ロンドンでもパリでも見てるがいつもいまいち。

STAFF & CAST


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