去年12月ウィーン?の「リゴレット」で公演中に途中降板以来、全公演をキャンセルし続けている。大丈夫なんだろうか、、、10月のニューヨークも行きたいと思っているのだが、そんな調子なので予定たてられない。
今回は直前にRamon Vargasまで降板。それ自体は別に残念ではないのだが、代役は無名の韓国人。。。というわけで、冒頭からひっぱってたのはAnja Harterosであった。ロンドンでもよかったし。
舞台は下手にずっと大きな十字架がかかっているだけで、他にはあまり何もない。1幕は、二人の愛で物語をつくってくれないといけないのだが、韓国人はいい声してるけど演技する気ゼロ。ここのアリアって意外と難しいんだと気づいたくらい。今まで誰も出だしからまともに歌ってなかったからなあ、Kaufmannとか。その韓国人あいてに照れたり抱きついたりするHarterosは偉い。
1幕はマリア像とか出てきて行進するのが華やかでよい。あ、これJurgen Rose作か。
とすると3幕にナマ火刑があったような。あった、あった。
この作品はメゾのエーボリ公女も見所で、ウィーンで見たNadja Michaelが忘れられない。もう一度どこかで見たいと思っているのだが。今日は新人デブで、声はまあまあ。高音もまあまあ。キャラが完全に落ちキャラになっていた。
ポーザはまあまあ、歌は結構いい。
一番熱かったのは4幕のRene Pape、十字架の下、白いベットの上で思いっきり苦悩。
今日は指揮がダメダメだった。盛り上がるところで遅くなるからテンションがたおち、前半からひどくて、休憩後の4幕で持ち直したかと思ったけど、5幕はぐだぐだでもう物語を追うのも苦痛。何度も時計をみてひたすら終わるのを待った。Adam Fischer、過去4回みてて、そんなひどいとは思わなかったけど。カーテンコールで、テノール以上にものすごいブーもらってたから、今日がひどかったのであろう。
テノールくんは演技はダメダメだったが、新人の代役としては歌よかったと思うので、ブーはちょっとかわいそう。