前奏曲が始まってバレリーナが踊り始める。・・・おっせえ。フランス軍が出てきて音量はあがったがテンポはあまりあがらない。ソリストは歌いづらそう。前回も前々回もMichael Volleのモンフォル総督がマッドな演技をしてくれて度肝を抜かれたのただそれもなかった。コンプラ?
民族衣装の民衆がでてきて歌い、背景のオペラ座の客席からフランス軍も歌う。この二つのコーラス隊がかっこいいはずなのだが、コーラスすらテンポはずした。
2幕、杖をついた戦士プローチダが復讐を誓ってとうとうと歌う。ここはまあまあ。後でみたらD'Arcangeloだった。
休憩のち3幕。総督役のQuinn Kelseyは指揮者を無視することにしたようで、自分のテンポで歌ってよかった。バレエ音楽が始まるとまたよくない。ここは妊婦のバレエがでてきてマッドでよいはずなのだが。
彼の子だと判明するアリーゴ、ウクライナ人テノールのValentyn Dytiukは声はでてるが感情を込めるところまでいっていない。元々キャストのSeokJong Baekは嫌いだからそれよりはましか。
休憩のち3幕、帰った客も多かったが残る。このオペラはこの後がいいので。
アリーゴが裏切りを罵られるが、父ちゃんなんだって!総督もエレナの死刑を取りやめ、結婚を許す。ここでエレナJoyce El-KhouryのハイE。。。ででねえ、全然うたえてねえ。プローチダは許してなくて、結婚式に女装して現れ、次々と串刺しにして火がボー・・・。
演奏は全く改善しなかった。悲しい。ROH初の女性Principal Conductorになったイタリア人、カーテンコールも笑顔でなく自覚はあるんだろう。このせいで、この名演出がもう再演されないと思うとやりきれない。なぜこうなった。