2017.10.12: Verdi "Les Vepres siciliennes"

ゲスラー年とったなあ。って「ウィリアムテル」とキャラかぶるんだけど。

2013年の初演とキャストはほぼ同じ。Michael Volleがモンフォルテ総督。だいぶ白髪になったが声は変わらずいい。

冒頭にバレエダンサーを選り好みして一人をめっちゃ犯してたのを忘れさせてくれるくらい、息子に父と呼んでもらえないと歌うのに同情してしまった。

息子アンリは、悪くないけどずっと二番手だったBryan Hymelの声がついにスコーンと抜けてて、そっちも同情。敵方と知らずにオーストリア公女に恋をする。

一方のシチリア独立運動の志士(Erwin Schrott)は、声量はやたらあるけどいまいち生意気なので、そっちに感情移入できない。ドレス着てきて槍で次々と殺し、掲げてきた旗に火をつけて炎ボーッ、のマッド・エンディングもDimi様の方がはまってた。カーテンコールすごかったけど。

ロンドンの最近の新作では珍しいドラマチックな名演出で男性陣みなよかったが、、、問題はソプラノ。ロンドンでよく見るMalin Bystrom、高音でないのわかってるんだからやめておけばいいのに。容姿と太めの声好き(推定)のPappanoのひいきで選ばれているに違いない。同じ太め声でもYonchevaは高音でるからいけどさ。見所の後半の結婚式のアリアがひどかった。

STAFF & CAST


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