おっ音がいい!この劇場は世界最古の使用中の劇場だが、リノベーションしたのか、音響がいい。床は木だし、布ばりも少なく、6階建ての割に面積は小さめで筒みたいになってる。音の悪いスカラとは大違い。
極端な遠近法の舞台。白ドレスのエリザベス女王が歌いまくる中、白ドレスのダンサーたちも踊る。小さい子役のエリザベスが男と戯れるマイムもあり、彼女の生い立ちを説明してたのか、でもよくわからん。血のついた服で男女が踊り、最後に男が女を蹴落してのはヘンリーとアンブリンか。
タイトルロールはPretty Yendeだが、このメゾの声量が凄くて負けそう。
続いて出てきた女王が片思い中のテノールも声量ある。声質はみたいに太めでキンキンしてて、私好みではない。
エリザベスが歌いまくる前半が終わると、後半はメアリー・スコットがうらみつらみで首をちょん切られる。
歌は感情も入っててよかったが、あのメゾの迫力に食われた。Aigul Akhmetshina、またこいつか!見た目が冴えないので気づかなかったが、ついこの間「カルメン」で見て、また来週もみる。ほんと売れてるなあ。
調べてたら、先日の「Roberto Devereux」と同じ演出家Jetske Mijnssen。幾何学的に単純化したところが似ている。2022年からAmsterdam, Valencia, Naplesで三部作をやっていた。