2019.9.20, 10.5: Massenet "Werther"

一ヶ月以上ぶり、今期初オペラはJuan Diego Florez!2016年にみたのの再演。Florezが歌うのはボローニャで聞いた。今回組むのは若手(同じ年)でLPOの首席指揮者になったEdward Gardner。相性は長老John Eliot Gardinerよりよい。

2010年のパリ名演出。壁をあしらった1幕シャルロッテの家の外壁、2幕教会前の傾いた広場、3幕シャルロッテの家内部、最後は暗闇に雪が降りしきりウェルテルが自殺した隠れ家がスライドイン!

Florezの歌はよかったけど、前半の若さはいまいち。Grigoloの方がよかったくらい。でも後半の嘆きのアリアはやはり絶品。ボローニャではアンコールやったけど、ロンドンでは間髪入れずに音楽が続く。。。

Edward Gardnerは音楽の盛り上げはうまい。1幕最後は幕が下りてFlorezの独唱だが、2幕最後はFlorezは先に退場していてSofieが右往左往してるだけなので、音楽がもってった。この人がPappanoの後継になるのかなあ。ならばなおさらFlorezといい関係を続けてもらいたい。

今回も物足りないのはシャルロッテ、ボローニャと同じIsabel Leonard、歌はまあいいんだけど感情表現がいまいち。それに前回がJoyceだったから。このロールはJoyce的にはいまいちなんだけど。Florezのrole debuetはシャンゼリゼでJoyceとだったんだよなあ、見逃したけど。

最初に見たのは2回目の公演だったので、リハーサル少なかったからか演技はたどたどしかったが、二回目は最終日だったのでよくまとまっていた。二回とも出待ちしたのに覚えられてないー。

指揮者には珍しくEdward Gardnerが出待ち口から出てきて、ちっこいサインもらった。Florezがこれなに!とつっこんでいた。二回目は指揮者とツーショット写真もいただき♪偉くなる前に。

STAFF & CAST


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