ばーんと広い空間に黄色っぽい大広間!豪華な家具がありピアノもある。召使いがパーティの準備をしていて、母が娘マッダレーナに準備しろとせかす。
客人がきて、下手の方に一人で立ってる小男がRoberto Alagnaで、もうオーラないけど歌い出すと声はまだまだ艶があって素敵。てかKaufmannよりいい。ちゃんと高音あててくれるか下げてごまかすのか常に不安ではあるが。
マッダレーナが詩人アンドレア・シェニエに話しかけ、恋に落ちる。この相手役Sondra Radvanovsky(初見)も太めの声だが悪くない。前にすごくいいの聞いちゃったから見劣りはするけど。
外に民衆のデモがきて、家来の一人が中に入れるが、みんな無視。家来はキレで仕事をやめる、これジェラール。客人たちは何事もなかったようにバレエ音楽でダンスを続ける。
小休止のち2幕、5年後のパリ。場面は暗い部屋で上手寄りに細長い机が置かれている。背後に柱があり、通行人がみえる。体制側に仕えて出世したジェラールが密偵に命令をする。
アンドレア・シェニエが友人ルーシェに謎の女から手紙をもらって会うんだ〜と話している。密偵から逃げていた女を助ける。これマッダレーナの侍女ベルシ。
誰もいなくなった後、マッダレーナがきてアンドレア・シェニエと再会。そこへジェラールが来て、彼女を捕まえようとするので、二人は決闘となし、ジェラールがあっさり倒れた〜。
休憩のち3幕。裁判所、後方には階段状の傍聴席があり、下手よりに机が置かれている。民衆が入ってくる。ジェラールが寄付をつのるので、みな並んで宝石などを袋に入れる。マデロンという老婆が、子供は戦死したので孫を差し出す。この歌手Elena Zilioは「Cavalleria Rusticana」でもよかった。
みな去った後。ジェラールは実はマッダレーナを愛していて、彼女を奪うためにアンドレア・シェニエを死刑にしていいものか悩む。マッダレーナが来て、彼の命乞いをする。ジェラールはお前が手に入るならと言うと、マッダレーナは自分の体なら喜んで差し出すと。それでジェラールは彼の命を救うことにする。
民衆がきて裁判が始まる。デュマとかいたのね。でも民衆は白熱してて止められず、死刑が決まってしまう。
小休止のち4幕。下手に監獄の入り口がある。少年の歌がプッチーニぽい。アンドレア・シェニエが最期の詩を書いている。
上手からマッダレーナが来て、子供の母親と入れ替わって監獄に入る。そこでアンドレア・シェニエと再会し、二人で手を取り合って奥に消えていった。
McVicarなのに裸体ダンスなかった。でも舞台を広く使った美しい舞台演出で大満足。なんでチケット売れてないんだろ。