2019.2.6: Donizetti "L'elisir d'amore"

ミュンヘンで見るのは初めて。黒い幕には球体のハロみたいなのが描かれている。

幕の間から太った女が出てきた。へんな白のロングスカートに牛乳瓶眼鏡、声はいいので、主人公の親友か。

幕があがると・・・砂浜?合唱団がじょうろを持って出てきて歌う。照明は夕焼けぽい。下手にパラソルがある。・・・ビーチ?歌はいいんだが。ピエロみたいなグロいメイクをして衣装も貧しい。美しい旋律なのに、ここまで全く美しくない。

アディーナはさすがに普通の現代的なワンピースで、見た目も普通に美しく華やか、みなを集めて本を読む。ネモちゃんは下手の電信柱にあがってその様子を眺める。髭面で合唱団と同じ感じの衣装にメイク、オーラがなくて小芝居してても目立たず、声的にそうだろうと思ってキャスト表を確認するとPavol Breslik。歌も相変わらずまあまあ。

昨日徹夜だし、テンションがさがって、指揮もとろいし、、、ねむかった。

背後の海?から軍隊がでてきて、人々をかきわけ、軍曹ベルコーレがアディーナに求婚する。

巨大な3D球体ロボが出てきて中央を陣取る。そこからドゥルカマーラがやってきて、惚れ薬を売る。

休憩でカプチーノとケーキを注入のち2幕。ああ、この舞台はビーチじゃなくて砂漠なのだ、貧しい砂漠の村で灌漑施設がないからじょうろで水を撒いている。と、ようやく目覚めた頭が気づいた。

でもまた眠気が。。。ふと気づいて、あれ、Una furtiva lagrima逃した!?と心配になったくらい。

中央に台が出てて、ピンクの風船でハートが描かれ、ネモちゃんが軍隊入りを決め、惚れ薬を再購入。叔父の遺産が入ることになり、村の女たちからモテモテになり、服をぬがされ、割れハートの描かれた白いTシャツと白いパンツ。。。Pavolくんは内輪でジュード・ロウと呼ばれているイケメンなのだが、体がぷにょってしてる。。。歌はたいしてうまくなってないのに!!チューリッヒで聴いた時から変わってない。

アディーナがドゥルカマーラとの二重唱で事情を聴き出して涙。

ネモちゃんが電信柱に登ってUna furtiva lagrima〜、逃してなかった。Pavolくんはお尻をきゅっとしないと高音が出ないのでちょっと心配したが、電信柱に片足をかけてきゅっとしていたみたいだ。このアリアは割とよく歌えていたが、Florezとか聴いちゃってるからなあ。アンコールつきの。

で、二人がくっついて球体の上にあがり、球体の両足がウゴウゴ動いて退場!おおおー、この球体ロボ、窓が複数ついている、動くとかわいいじゃないかー!演出の意図がこの最後の瞬間だけわかった。もっとずっと動いてればいいのに。演出が劣化したわけでなく、最初からこんな感じだったらしい。

STAFF & CAST


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