2015.7.5: Donizetti "L'elisir d'amore" @Zurich

劇場担当者♀がでてきて、ドイツ語で誰かの降板を伝える。代わりはスカラとかメトとか歌ってる人だと。すっかり忘れてたが、Diana Damrauめあてで買ったのだ。

入ってきた指揮者がイケメンで気になる〜。指揮者のくせに黒タキじゃなくて黒シャツだ。顔がみえないからイケメン風かも。そして指揮する左手がいつも内側にまがっているのが疑惑。指揮は若干早すぎだが。

音楽がいい、物語も面白い、これは失敗の少ない作品。

1幕、木が描かれたパネルが左右に動き、イノシシの人形が紐でひっぱられるだけであっても。衣装もコミカルでいまいちださい。果物のカゴとか偽物感を強調しすぎ。

村人たちにまざって出てきたネモリーノ、イケメンなのにステテコに腹巻き、サイドの五分刈りも似合ってねー。Pavol Breslikのイケメンが生かせない。

Adina代役は太めのカエル顔で皮ブーツはいてる。Eleonora Buratto、でも歌はいい!綺麗な声で声量もあり、これならDamrauよりよかったかも。

木のパネルがはけた後、薬屋の家が出てきて、扉が開くとまず絵のかいた幕、そのあとLucio Galoが登場。口をゆがめてニヤっと笑った顔はさすがだけど、ちょっと悪人すぎるかな。家来のピエロが二人、白にオレンジの水玉はトランペット担当で、オレンジに白の水玉はダンサーでそのあとも大活躍。

村人たちになんか瓶を売りつけた後、ネモちゃんにでかいワイン瓶を売りつける。

休憩のち2幕。木のパネルは片付けられ、土台ができている。村人達がでかいケーキ片を運んできて組み立てる。なんなんだ。

ネモちゃんの有名アリア、予想外に高音までヒットしてよかった。こっちはヒヤヒヤだったが。

で、入隊すると言い出すネモちゃんにAdinaが告白、ベルコーレも他の女を見つけたみたいで、Lucio Galoも大もうけ、めでたしめでたし。

このキャスティングではLucio Galoがメインだった気がするが、早い指揮にいまいちついていけてなかったぞ。声も悪人すぎるから、スカルピアとかフォードの方が似合う。

まあ休日マチネだし、子供むけだったのかな。でも楽しめた。

STAFF & CAST


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