入ってきた指揮者がイケメンで気になる〜。指揮者のくせに黒タキじゃなくて黒シャツだ。顔がみえないからイケメン風かも。そして指揮する左手がいつも内側にまがっているのが疑惑。指揮は若干早すぎだが。
音楽がいい、物語も面白い、これは失敗の少ない作品。
1幕、木が描かれたパネルが左右に動き、イノシシの人形が紐でひっぱられるだけであっても。衣装もコミカルでいまいちださい。果物のカゴとか偽物感を強調しすぎ。
村人たちにまざって出てきたネモリーノ、イケメンなのにステテコに腹巻き、サイドの五分刈りも似合ってねー。Pavol Breslikのイケメンが生かせない。
Adina代役は太めのカエル顔で皮ブーツはいてる。Eleonora Buratto、でも歌はいい!綺麗な声で声量もあり、これならDamrauよりよかったかも。
木のパネルがはけた後、薬屋の家が出てきて、扉が開くとまず絵のかいた幕、そのあとLucio Galoが登場。口をゆがめてニヤっと笑った顔はさすがだけど、ちょっと悪人すぎるかな。家来のピエロが二人、白にオレンジの水玉はトランペット担当で、オレンジに白の水玉はダンサーでそのあとも大活躍。
村人たちになんか瓶を売りつけた後、ネモちゃんにでかいワイン瓶を売りつける。
休憩のち2幕。木のパネルは片付けられ、土台ができている。村人達がでかいケーキ片を運んできて組み立てる。なんなんだ。
ネモちゃんの有名アリア、予想外に高音までヒットしてよかった。こっちはヒヤヒヤだったが。
で、入隊すると言い出すネモちゃんにAdinaが告白、ベルコーレも他の女を見つけたみたいで、Lucio Galoも大もうけ、めでたしめでたし。
このキャスティングではLucio Galoがメインだった気がするが、早い指揮にいまいちついていけてなかったぞ。声も悪人すぎるから、スカルピアとかフォードの方が似合う。
まあ休日マチネだし、子供むけだったのかな。でも楽しめた。