冒頭、Pappano先生が一人で出てきて、ROHの歴史とかMontserrat Caballeが亡くなったこととか三点をコメント。いったん戻って、オケの後に再登場。
最初は普通だった。テノールくんはのっけからいい声してる。チューリッヒで好演。
2パートのディエス・イレが熱すぎる!この曲しってる、と思ったらエヴァンゲリオンか。。。
その後は独唱と重唱が続く。バスはちょっと弱いかな。メゾは小デブスだが声はまずまず。ナブッコで聞いた。ソプラノがいい声。代役だったがもうけもの。リングでも聞ける。
終盤のリブラ・メはソプラノ独唱からオケと合唱が続く。難しいところだががんばった。ここは頓挫した「ロッシーニのためのレクイエム」のため作曲されていたのを転用したらしい。
最後はディエス・イレの旋律を繰り返しつつ、ソプラノとの合唱でおわる。
いやー、聞けてよかった!よい誕生日になった。
レクイエムにしては劇的すぎるという批判の通り、ものすごく劇的。その後、レクイエムに興味もっていろいろ読み漁る。
ディエス・イレは、恐怖をあおるのはよくないと第2バチカン公会議(1962-65)で外されたらしい。なにやってんだか。その前は100年前、そのまた前は300年前にしか行われてない公会議。開催を押し切ったのがヨハネ23世とパウロ6世で、くっつけて新たな名前にしてしまった1世は在位33日で暗殺された。熱いなあ。