2016.8.15, 18: Rossini "Il turco in Italia"

ああ、Davide Livermore。。。2012年はよかったのに、2013年からゲイ全開。今回もゲイゲイすぎ。

Olga PeretyatkoのFiorillaをやっとオペラで見られるのに。。。Aix-en-provence遠征はストでコンサート形式。ミュンヘンLoy演出はサバティカルで不在。本人も新演出と楽しみにしてたが。

Olgaちゃんの衣装はよかった。前半の白黒格子コート&白黒水玉ワンピも、後半の黒ファーのコート&白黒ロングドレスも。モノトーン駆使は2012年と同じ。

合唱団とダンサー、他にもいい衣装はいっぱいあるのだが、、、着てるのが男だったり、逆にメゾZaidaがヒゲつけてたり、Albazarはピンクのドレスで女装。終始、黒人奴隷が腰ふって踊ってたり、巨乳の山姥が胸みせてたり、白い羽根のフレンチカンカンいたり、とにかく下品。一気にテンションおちた。

詩人Prosdocimoは映画監督の設定。Zaidaらジプシーのところにやってくる。ギリシャ人の白い布、金のサンダルに着替えさせられ、下手脇でずっとタイプライターをうつ。Geronio、Zaida、Fiorillaの相談を受ける。ショートボブ&スーツの助監督?がカチンコもって場面転換を告げる。

布の幕がおりて船の難破を映し出す(こういう映像、何度かでてきたが邪魔)。舞台に飛行機の船首みたいな塊が現れ、トルコ太守のSelimが現れる。今回の目玉はこのErwin Schrott、ロッシーニ歌うの珍しいと思ったら、始めてらしい。モーツァルト歌えるならロッシーニは問題なしと隣のイタリア人はいってたが、早口がいまいちまわってない。。。声は出てるけど。見た目はいいけど、ちょっと太った?

SelimとFiorillaは一目惚れして彼女の自宅で逢い引き。旦那Geronioに怒られてしおらしくしてたFiorillaであったが、最後は足蹴にして靴ぬいで投げて取りに行かせてた。Geronioはウイリアム・テルとかやった巨漢のNicola Alaimo。Loy演出の早口で怒りまくるイタリア人のイメージ強いが、今回は気弱な大男、アラモちゃんにはあってるけど、Fiorillaの極悪さが強調される。

Selimが昔の恋人であったZaidaと再会、なぜヒゲ?みたいなジェスチャーあり。Fiorillaもきて女二人のバトル。めっちゃ平手打ちにしてた(Selimの腕にあてて音だしてるだけだけど)。度々、浜辺の演出なのか、ゲイたちが白い長い布三枚をはためかせる。

休憩のち2幕。

Prosdocimo,Geronio,Selimの三者会談は破談におわり、女二人に追求されてもSelimは一人を選べず、仮装に至る。

Narcisoの名アリア、黒ずくめの修道士スタイルでずっと印象薄かったが、山姥にトルコ帽子を渡されると、修道服を脱ぎ捨て、中は思いっきりトルコ衣装。声は悪くないけど、ちょっと声量たりないのと、高音も下げ気味。月末にTancrediでみるから期待してたのだが。。。Brownleeの方がよかった。

Albazarはカチンコを奪ってソロ歌うも、舞台セットを組む映画クルーに邪険にされる。

クライマックスはみんなトルコ人、ではなく、トルコ人は二人で、Geronioはトルコ帽子かぶってるだけ。黒い傘で体を隠している。Zaidaは白黒格子コートを来ていて、布でヒゲを隠している。ヒゲは最後まで取らないんだ。。。ほんとにゲイ設定なんだ。。。

男の合唱団に2013年のハゲゲイいた。すごいハイテンションで女装ダンサーとからんでる。。。その集団を映画監督が、カメラ台にのって空撮しまくり。相手が違うことにようやく気づいて逃げ出したFiorillaであったが。

一人になり、つけていた宝石をはずし、靴ぬいで、しょんぼり。Geronioが探しにきて、映画監督に宝石や靴を手渡され、彼女に渡して仲直り?最後はまた強気なFiorillaに戻ってた。

ここの超絶アリアはさすが完璧な出来でうっとりうっとり。Loy演出みたいな泣きの演出ではなかったのが、惜しいと言えば惜しいが。Loy演出でみたいよー。

 * * *

その後、Olgaちゃんがアレルギーか何かで声がでなくなり大変だったことをしる。それでFlorezのコンサートも降板。最終日はさらによくてよかったけど。それでも泣くほどではなかったかな。

これから検査なんでブレーメンとイタリアの音楽祭は降板、まじか!チケット買っちゃったのにー・・・でもYou will understandとか言われると何もいえない。

STAFF & CAST


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