今年は男性陣のレベルが高かった。脱ぎテノール(ベルフィオール)が一番のヒット。声も体もなかなか。脱いでコリンナを誘惑。シドニー卿もよかった。
今年は女主人コルテーゼがダメだったから、物語としてはしまらなかった。冒頭の女中頭マッダレーナの方が声でてると思ったら、コリンナの裏キャスト。よかったのは帽子おばさん(フォルヌヴィル伯爵夫人)、コリンナはまあまあ。
ほんといい演目だよなあ。ソロ歌手が10人とか並んで合唱やるとさすが圧巻。やっぱりロッシーニで一番好きな作品だ。それを若手育成でやるのはこのオペラフェストの一番いいところ。チケット代金は30EURO共通で学生は10EURO。
1幕最後のドン・プロフォンドの目録のとこでうっかり泣いてしまった。中国人バスが、歌は普通だったのだが、なんかはじけてて、心があったから。
アルト(メリベーア侯爵夫人)は日本人で、マダム感はないが、音ははずさなかった。もうちょっと声がのびてほしい。
リーベンスコフ伯爵も高音でなくもないのだが、中音域がつながらなくて、ダメダメ。なので、2幕冒頭のこの二人のシーンはもうひとつ。
脇役でもう一人声のでるテノールがいたが、ベルフィオールの裏キャストかな。
2幕のヒットはドイツの仕切り屋、トロムボノク男爵。線の細いお顔もなかなか、カーテンコールで仕切ってる時も双眼鏡で追尾。
入ったレストランで日本人女が一人で食事してるなあと思っていたら、あのアルト歌手がやってきて、思わず挨拶。他にも歌手達がやってきて打ち上げしてた。脱ぎテノールもいたと思うのだが、オーラなさすぎ。彼女と一緒だったので非ゲイ確定。背の高いスペイン男役(ドン・アルヴァーロ)と女主人がカップルだった。
ミラノでみた「オリー伯爵」と同じ歌多し。オリー伯爵はベルフィオールとリーベンスコフと両方歌うのね。