2013.7.21: Puccini "La rondine" つばめ

Gheorghiuダメだった。。。席が良くなかったこともあり、張り上げるところ以外はほとんど聞こえない。定番のヴィオレッタとかミミとか無難に歌ってた方がいいな。って元旦那にも同じことを書いたような。元旦那のせいでいろんな役ができないとかいうのも別れた理由のひとつだったのでは。お前が歌えないんじゃん。

プッチーニのあまり有名でないオペラ。

舞台はパリ、裕福な銀行家ランバルドの愛人マグダ、アラブ仕様の広間で、黒ボブカットにアラブ仕様のドレスで女子会。Gheorghiuは胸元が激しく開いて、スリットも人より多く入って、座った時の足の角度も完璧です(笑)

詩人プルニエが披露した未完の詩を歌い継いで完成させる。これでいい女表現おわりかよ、プッチーニ。

プルニエはマグダの手相を見て、彼女は再び恋をするが、つばめのように飛び回った後、元の場所に戻るだろうと予言。

女たちはプルニエを囲んで上手側にいたが、下手側にはランバルドの旧友の息子ルッジェーロが来訪していて、パリの最初の夜を楽しむ場所としてブリエの舞踏会場を書きとめる。

夜、小間使いリゼットが休みなので、マグダは一人で普段着に着替えて抜け出す。70年代って感じの裾野開いた花柄のワンピースに黄色いハイヒール。胸元は激しく開いている。お針子姿のはずだが。

一方、リゼットはマグダの派手な衣装を借りてプルニエと逢い引き。全然似合ってないとプルニエにも言われていた。

2幕、ブリエの舞踏会場。食事や踊りに興じる人々に、所在なさげなルッジェーロ。言い寄る女たちから逃げて別のテーブルに一人座る。やってきたマグダは男達の視線を浴びつつ、あっちに待ち人がいるぞと言われて、ルッジェーロのテーブルへ。しばらくして話し始めた二人はお互いに好意を持ち、名前をきかれてマグダはポーレットと答える。

リゼットとプルニエがやってきてマグダに気づくが、マグダの目くばせでごまかす。さらにランバルドまでやってきてしまうが、プルニエとリゼットがルッジェーロを連れ出す。ランバルドは何をやっている、帰るぞと言うが、マグダは帰らない。

閉店後の誰もいない店内で、マグダとルッジェーロは再び会い、抱き合って消える。

3幕、青いブドウのステンドグラスが美しい部屋。リヴィエラ海岸の別送だから〜

マグダはシンプルな空色のワンピースに素足。胸元は激しく開いている、ってもうこれはデフォルト。機嫌よかったのに、ルッジェーロがマグダと結婚したいと親元に手紙を出したとか言い出すので、一気に不機嫌に。自分の過去を打ち明けるかどうか悩む。

そこへプルニエとリゼットがやって来る。リゼットは一人で大荷物をもっていまだに小間使いのような、歌手を志して辞めたはずだが。エプロンを取り出して、お手伝いしましょうと。プルニエはマグダにランバルドが戻ってこいと言っていると伝言。それが用件だったらしい。

またルッジェーロが手紙が来て結婚の承諾が得られたと。一度は言わないと決めたはずなのに、その無邪気な姿にうっかりか、自分は愛人だったと告白して去る。

ふつーにプッチーニ。音楽もそれなりによく、物語もまとまっている。伸び盛りのテノールGrigoloくんが出るはずが、ヴェローナから来た高額オファーと重なって(推定)こっちはキャンセル。Gheorghiuの引き立て役みたいなオペラ出るよりいいもんなあ。でもGheorghiuにはGrigoloが必要だった。今日のテノールは歌は悪くないが見た目が鈍くさくて。

空席多数。私も真ん中に座れた。隣の立ち見チケットの客は、カーテンコールでAngela〜と手を振っていた。アイドル扱いだな。

STAFF & CAST


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