2006.8.17: プラハIAU国際天文学会6

8時起床、朝食、9時からセッション。

会議は今日が目玉。ききたい話/みたかった著者が目白押し。主に遠方銀河観測な人たちで、私の話もきいてもらいたかったんだけど…。今日から来た人が多くて残念。

あ、でもコーヒータイムで外に出る時にDFがおっかけてきて、よかったと言ってくれた。前に彼の研究所で開催された会議で話した時も、よかったと名刺くれたのだが、そのことは覚えてなかったみたいだ。

マーク様はっけーん。いま私の心はイギリス人オペラ歌手のものなので、なんちゅーか、甘ずっぱい気分ですな。久々に見たけど、やはりなかなか(てっぺんを見なければ)。でも挨拶はできません、某T助教授が本人にばらしてしまったから。えーん。

ランチは岡村グループにトラップされ、昨日と同じチェコ料理屋でサラダ。あんまりサイエンスな話はできなかった。惑星の定義の政治面について教えてもらう。

午後から並行してJoint Discussion 7が始まり、今日の午後は遠方銀河観測、全くトピックがかぶっている。プログラムを見比べると、全く同じタイトルのトークを一時間のうちに二回やる人すらいる。なんで???

ま、単に仲悪いからなんだろう。あっちの首謀者っぽい人の政治臭には嫌気がさしているので、結局あっちには一度も顔を出さなかった。どーせ自分のグループの結果を観測家たちに宣伝するという企画だろー。某北国で催されてたのと似たような。他の理論グループの結果はいつも完全無視。

こっちはカエルとか。しってる話だけど、IAU用に編集されてて、なかなかよい話であったと思う。ちゃんと「近傍dwarf銀河は現在の銀河のbuilding blockではない」と言っていたのに感心。数年前、キールでの研究会ではそのことをわかってなくて、Matteucci にこてんぱんにやられていたのだ。

コーヒータイム後、裏はEllis、こっちはマーク様。また低い声でべらべら喋ってようわからんかった(爆)Closing もあっさり、さくっと会議は終わってしまった。明日は急遽ポスターセッションをやるらしく、絶対出ろ!と連呼しているが、一体誰が出るのだろう…。裏への対抗心か?

話したい人がいろいろいたのだが、昨日からコーヒータイムには学生っぽいのにつかまって議論ふっかけられてばかりで、全然人探しできなかった。Annetteにもバイバイ言えなかったし。

ネット部屋でまた仕事してたら、日本の某教授に「ちあきちゃーん、夕食いかない?」と誘われ、胃腸の調子が悪いからと一度はお断りしたのだが、タディ先生も来てしまったので、「チェコ料理以外なら行きます」ということにした。

駅で水を買って、ホテルに荷物を置いていく。私はドイツでも水道水を平気でガブガブ飲んでいるが、東欧ではよくないらしい。実際ちょっと飲んでみたら味が悪かった。 部屋にもエビアンの瓶がおいてあるが、よく見ると、10ユーロの値段がついている!さすが五つ星ホテル。あぶないあぶない。なので、水は駅のキオスクで買っている。

片言の英語はどこでも割と通じるので、ジェスチャーを交えつつ「水、大きいの」と頼むと、「エビアンか?」と聞かれる。エビアンは3ユーロで、名前は忘れたが現地ブランドのは1ユーロもしないので、「ちがう、ノーマルなやつ」と答える。

それでも「エビアンでいいだろ?」と言われるので、「ちがう!あれ!」と強く答え、冷蔵庫に見えているのを指差し、100Kr紙幣を出す。

「あるにはあるが、釣がない」

うそつけ!頭にきて、20Kr硬貨を出すと、ものすごく嫌な顔で、ようやくその水が渡される。17Krのはずだが、まあいいや。電車の切符の自販機は硬貨しか使えないから、硬貨はとっておきたいのに。

地下鉄にのって、IP Pavolovaの韓国料理屋。店に入ると、予約客がいっぱいだったからか、嫌な顔をされて、武闘派な私はお前らに一文もくれてやるかと帰りたい気満々だったのだが、他の方々は席が用意されるのをじっと待つ方を選択。待ったかいあって、チゲとか辛くて超おいしかった〜

狭い店内で我々は中央のテーブルに座り、その周りをぐるっと30人ほどの韓国人団体客に囲まれた・・・。なんか最近韓国づいてるわたし。プラハ来る時も6人がけのコンパートメントで5人の韓国人に囲まれたしな。

おりしも小泉が靖国に行った直後、めちゃめちゃ居心地悪いっす。なんであたしらがこんな思いしないといけないの。反対してるのにー。キチガイが勝手に行っただけだよー。

私は辛いものが大好きなので、調子が悪い胃腸はどこへやら、他の人がふーふーいってるキムチチゲをさっと平らげ、唖然とされる。たしかに他の所よりずいぶん辛かった。いちおビールは飲まず、お茶だけ。

ここは和食メニューもあるのだが、注文したヤキソバが「黒い蕎麦の油炒め」だったのに、一同唖然。


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