2006.8.15: プラハIAU国際天文学会4

7時半起床、8時朝食。朝食はAnnetteと約束して近況報告など。後輩をポスドクに斡旋したり。人の推薦でいけるのは最後の2ー3人までで、その先に勝ち取るのはやはり本人だな。

9時からセッション。朝一はBMが、SPHは間違っているというトークを大々的にやった。するとカエルがさっと立ちあがって「そもそもISMが流体かどうかわからん!」・・・あたしはあんたのそういうキレっぷりがむしろ好きだ。軍団の中でお前は一番イイ奴だと思う。

コーヒータイムで元MPEでオックスフォードのCMと井戸端会議。オックスフォードとケンブリッジ事情を仕入れる。あと、いろいろと愚痴もきいてもらう。ドイツくる前から仲良かったんだけど、ミュンヘンではあまり話せなかったんだよなあ・・・。

その後はタディ先生とか戸次さんとか。この会議、会場が広く、両脇のマイクスタンドに行くのが面倒だからか、質問が少なく、議論が全然盛り上がらない。座長も知らない人ばかりで、何も質問せずにトークが終わってしまうのはひどい。

昼は、CMやタディ先生らと近くのホテルのカフェで食事。サラダとか小洒落た味でおいしかった。CMは弾丸のように喋るなあ、といったら、同類かもよ、といわれてしまった。

午後はGeneral Assemblyという非学術的なイベントがあったのだが、私はホテルに戻り、明日の発表準備。タディ先生も時間が足りなくてあわあわしてたから、私は思いきって内容を減らそう。そしてめちゃめちゃゆっくり喋るのだ。あの広い会場はなかなか手強い。どうやっつけたらいいものか・・・

5時半からWelcome Cocktailがあるので、着替えて、会場に戻ってそれには出る。日本人集団を見つけ、とりあえずビール。のち、ビール片手にうろうろ。人が多くて、話したい人がなかなかつかまらないー。元ボスも見つからないー。

カエルとばったり出くわして、「How are you?」と言ってきたから、「ISMは流体じゃない!」と返すと、あっちへ行ってしまった。ごめんよ、カエル、愛情表現なんだよぉ。

次のIAU総会はブラジルなので、ブラジル人たちがたくさんいる。次は行かないつもりだが、Barbuy先生がいるから、アバンダンス関係の大きなセッションあるかなあ。いつものめちゃ緩い口調で、あらー、この子、いつも弾丸トークでー、みたいに紹介される。

タディ先生がAAと議論しているのを見つけ、それにまざる。この人、昔はもっといい仕事してたと思うけど、最近は言うこともいまいちぱっとしないなあ。そのまま食事にいく。

タディ先生が、駅で元ダーラムの人をキャプチャーしたのだが、いまいちな人で、ホテルに荷物を置きにいくのにつきあわされたり、弟子を三人を呼び寄せられたりして、AAとも議論はできなくなってしまった。

地下鉄でFlorencで降り、工事中の通りをてくてく歩いて、ぱっと現れたナイスな建物は市民ホールと火薬塔。そこから市庁舎広場へ向かう道沿いで適当な店に入る。

レストランはいまいちそうだったので、無難にまたグラーシュ。たいしておいしくもないが、そうまずくはならないだろう。日本の学食でカレーを選択するのと同じ。私は明日の準備があるので、ビールは飲まず、アップルジュースにしておく。

10時頃にホテルに戻り、プレゼン準備。資料はもうできているので、トークの内容を考える。時間が15分しかないから、できるだけ余計なことは喋らないようにしなければ。それにIAU総会は分野外の人も聞きにくるから、あまり詳細にふみこまず、短い言葉で概要を伝えなければならない。むむむ。

それから、自分の意思をこめたこの一言ははずせない。誰がきいてくれるかしらんけど。


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