2006.7.10: リヨン研究会2

7時に目が覚めてしまった。石垣島以来すっかり早寝早起きの習慣が身についてしまった。

会議は初日は10時からなので、ちょっと寄り道していこう。Perracheから地下鉄にのり、Bellcour で降りて地上にあがる。Bellcour 広場、旧王立広場(17c)、ヨーロッパで最も大きな広場の一つ、らしい。たしかにだだっぴろい。

広場の西側には川向こうの丘が広がり、そこに白亜の城が輝いている!美しーっ!Basilique de Fourviere フルヴィエール大聖堂。塔が正面に二本、後方に一本、左側にも一本。教会であるが、まさに城という装いである。

Fourviere大聖堂

それに吸い寄せられるようにてくてく歩く。中央にルイ14世の騎馬像がある。てくてくてくてく。なかなか広場が終わらない。やっと通りに出てソーヌ川に出て、車も通れる広い橋を渡る。城の右下にも二本の四角い塔が美しい Saint Jean教会。その教会に行ってみたがまだ開いていなかった。

Saint Jean教会

橋の左側には、灰色の尖塔の目立つ Saint Georges 教会が見える。この川辺の景色は右も左も実に美しい。右側東岸に見えている二本の尖塔は Saint Nizier 教会だ。

もう時間だ。来た道を戻って地下鉄にのり、研究会会場へ。Saxe-Gambettaで乗り換えてStage de Derland、5分ほど歩いてリヨン大学。

会場に着いてメールをチェックしたら、昨日エディターから言われた通り、レフリーレポートが届いている!あわててボスにメール送って、私のトーク13日なんだけど、それまでにastro-phに出そう!

10時からセッション。Chemodynamicsという会議で、それやってる人たちばかりが集まっているので、こわいこわい。cooling rateは何をつかっている?とかめちゃ細かい質問しまくって殺しにかかってるし。

昼休み。レストランはちょっと離れたところでまた5分ほど歩く。うっかりイタリア人たちと一緒になってしまった。サッカー話で勝手に盛り上がっているので、おとなしくサンドイッチとサラダを食す。フランスパンにハムはさんだやつ、おいしいんだけど、毎日食べると飽きるんだよなあ。

2時から午後のセッション。BGがやたら元気で、「これはお前よりはチアキに聞くべきなのかもしれないが」などといきなり指されてびびった。聞いてなかったし。英語がでてこないよー・・・

6時頃に終わる。日本人の方々と旧市街に出てフランス料理をいただく。月曜は定休の店が多く、行きたいところには入れなかった。オニオンスープにサーモンのなんかはまあまあで、デザートのレモンムースと、森さんが選んだワインがおいしかった。

帰りに地下鉄でやっぱりカルネを買いたくて、ためしにドイツの銀行のカードを差し込んだらなんか買えた。・・・大丈夫かなあ。

10時半頃にホテルに戻り、11時半には寝てしまった。もうおねむー。

レストランに行く前に通りがかって中を見られた教会がSaint Jean教会。1180-1480年。初期のゴシックかな。ちょうど祭壇の丸天井に夕日があたって美しい(写真左から3番目)。左翼には天文時計(16c)がある(4番目)。右翼はオルガン(5番目)。ファザードは陰になってたので、後日撮影。

Saint Jean教会

ステンドグラスも古くいのか、深くていい色だ。円の中に預言者や天使を配したデザインがかわいくて好きだ。側廊にはいろいろなデザインのがあって統一されていない。

ステンドグラスコレクション:後方正面、右翼、左翼、右礼拝堂、左礼拝堂(最古)、右側壁(受難)、左側壁(花柄)



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