2026.9.26: Puccini "Tosca"

劇場に着くと会場が遅れたのか、劇場前の通りにずらーっとすごい行列。年寄りばっかりだ!学生の町のOxfordにこんなに年寄りがいたのかってくらい・笑。

Sir Bryn Terfelが芸術監督で新しいオペラ・カンパニーが爆誕!Oxford International Opera

初回は彼の十八番であるプッチーニの「スカルピア」、じゃなくて「トスカ」。

冒頭から指揮がめちゃ遅くてがっかり。Marios PapadopoulosはOxford Philharmonic Orchestraの音楽監督だが、オペラの経験はあまりないのかも。盛り上げるところはいい音出すんだけど、全体的にテンポが悪すぎる。

Oxford New Theaterの狭いステージをうまく使った現代演出。上手から赤い囚人服のアンジェロッティに続いて、作業服のカヴァラドッシ。いちお十字架にマリアっぽい絵画がかえられていて、中央の階段に上ってカヴァラドッシが歌う。割といい声がでている、顔はおっさんだがSaimir Pirgu。

アンジェロッティが奥の部屋に隠れると上手からトスカが入ってくる。真っ赤なパンツスーツ、しゃがれた鳥みたいないまいちな声だ。。。ずっと力が入りすぎてて、トゥーランドットみたいに聞こえる。Carmen Giannattasio、数回きいてるがいいと思ったことがない。

民衆の合唱団は現れない。子どもたちの合唱が短い?もうスパルピアが出てきて、一瞬気づかなかった。真っ青なスーツ。紳士的かと思いきや、顔はずーっと邪悪で粘着なTerfel先生、歌だけでなく、一挙手一投足が完璧で、他との差を見せつけられる・・・邪悪な中にもトスカへの歪んだ愛があるのよ、彼の愛が報われてほしいと思ってしまう。思わずブラボー。

小休止のち二幕。十字の明かりが残ったオフィスで、スカルピアがステーキ&チップスに赤ワインを頬張っている(ふりをしている)。ケチャップをどばーっとかけていた。

上手からカヴァラドッシが連れてこられて、下手で拷問を受ける(みえない)。トスカは赤のドレスで来て、拷問の声に耐えきれず、アンジェロッティの居所を教えてしまい、出てきたカヴァラドッシに怒られる、はず。

スカルピアに報酬をせまられ、舞台面に突っぶしてアリア、いまいち美しくない。その後、テーブルの向こうで抱きしめられそうになると、テーブルにあったナイフでグサッとグサッ!スカルピアが書いた通行証をもち、遺体の脇に蝋燭を二本おき、遺体に十字架を置いて、去る。ここいいとこなのに、オケが遅くて集中力が・・・

休憩のち三幕

大きなガラス窓の前に階段。子どもが風船もってきて歌う。クラリネット奏者も舞台に出てきてソロ!守衛が窓の外を眺めて歌うと、窓の外で風船が飛んでいく・・・子どもも殺されちゃったのね。

連れてこられたカヴァラドッシがアリア、いい声してるね!トスカも出てきて二重唱、まあまあ。ここ、Loy演出では、逃げられると信じ切ってるトスカと、逃げられないと悟っているカヴァラドッシ、という解釈が正解だったのだが。

兵隊がきて、銃を向ける。ちょっと舞台が狭すぎてへんな感じだが、トスカが階段を上って窓の外に身を投げるのはちゃんとできててよかった。暗転になって、舞台を囲む縁の電飾がついて終わり。この電飾、要所要所でいろんな色がつくのだが、ない方がよかった。

まあ、初回にしてはよかったかな。来年は「フィデリオ」をやるらしい。Terfelの出番、少ない・・・

STAFF & CAST


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