2025.6: Janacek "Katya Kabanoba"

真っ白な舞台に影が映る。一枚の赤い羽根が降りてきて、水色ワンピの女が掴む。上手は開いていて羽をつけた人の影が大きく映る。

薄紫のショールをつけた細い男(ヴァーニャ)が川を見てなんかいう。John Tomlinson(ジゴイ)が太ったテノール(ボリス)を罵倒しながら出てくる。親の遺産を管理されていうので逆らえないらしい。

上手には老婆が箱をもってきて、娘が開けるとピンクの靴が入っていて喜ぶ。ボリスの妹か?

同じような靴をはいた別の花柄ワンピの女がきて、ヴァーニャと抱き合いキスをする。これがカバノヴァー家の養女ヴァルヴァラだった。

黒っぽい服のマルファが、デブの息子チホンと嫁カーチャに文句を言う。両側の壁が閉まってきてカーチャが挟まれ抵抗する。

白い壁が動いて上手にソファーが現れる。紙の鳥を手でかざしながらカーチャが浮気したいと言うのをヴァルヴァラがソファに寝そべってきく。天井に吊るされた鳥籠がゆっくり降りてきて、カーチャが中に入っている岩を取り出す。赤い金をつけた天使も出てくる。

チホンが茶色のカバンをもってきて、母に言われて出張にいくと。カーチャは行かないでとすがる。マルファがきて、カーチャに細々と誓いを立てさせ、チホンと二人でソファーの奥から黒いシーツを出してカーチャにかける。

2幕。マルファが夫がいなくなったら泣くものだとまた嫁いびり。上から赤い羽根がぼたぼたと落ちてくる。マルファが天使の羽根をもぎとり、鳥籠に押し込む。

いなくなった後、ヴァルヴァラが庭の木戸の鍵を盗み出してきたとカーチャに渡す。

二人がいなくなった後、マルファとジゴイがきて、ジゴイがどんどん服を脱いで大セクハラ。。。マッドなエロ爺やらせたら右に出るものはいないなSir Tomlinson。

二人がいなくなった後、ヴァーニャがやってきて床にピクニックシート?を広げる。ボリスも来た。ヴァルヴァラがきて服を脱ぎ黒のキャミソールでヴァーニャと消える。ついにカーチャがきて服を脱ぎ白のキャミソールでボリスと抱きあう。

休憩のち3幕。

天使はまだ籠に入っている。他にも籠がたくさん、影もあわせて無数に見える。カーチャは取り乱して、10日間も不倫してたとみなに告白してしまう。

ヴァルヴァラとヴァーニャがモスクワに逃げる。

カーチャは自ら檻に入るが、ボリスが来て出す。ボリスはジゴイからシベリア行きを命じられていて、別れを告げて去っていく。ここげガシャーンとすべての鳥籠が一斉に落ち、カーチャが奥で倒れる。川に投身自殺したのだ。

チホンともう一人の男が檻をかき分けてカーチャの遺体を抱き上げる。マルファが善良な人たちよと歌ったのは礼を言ったのだった。

天国?でカーチャとボリスが再会する。

いやー、鳥籠オチがすごかった。ROHのRichard Jones演出が良かったので難しいと思っていたが。みてよかった。

主演は2021年初演と同じ、初演のチホンがボリスに昇格。初演で鳥籠に入ってるのは若い男で、再度も天使になって立ってる。今回は赤。

STAFF & CAST


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