背景は7mの巨大な3枚のスクリーンで映像が流れるだけ。海岸で元ミラノ王のプロスペロ(Brett Polegato)と娘が漂着して島民を魔法で操っている。今度は政敵の弟がナポリ王らと漂着。
背景は小さな小村。機械仕掛けの部屋。プロスペロが娘と、ヒラヒラ衣装のアリエル、村人と話す。
漂着した人々が悪巧み。その息子とプロスペロの娘が恋に落ちる。
その後もいろいろあるのだが、プロスペロがみなを許して終わる。この作品は、「夏夢」のパック同様、アリエルの疾走感が肝だと思うのだが、それが皆無。
Pountneyなので舞台と人を動かしたダイナミックな演出を期待していたのだが、めちゃ低予算だったのだろう。作品自体が作曲家ファミリーの出資。曲も終始いまいちで、Keenlysideが降板したのも納得。
曲もずっといまいちで、爆睡してしまったのだが、歌は結構難しめで、ソプラノはがんばっていた。FFion Edwards、透明感のある伸びる声が美しいと思ったら、「Candide」のヒロインだ!!若手大注目。本日の見どころはこれだけ。