2024.5.18: Puccini "Manon Lescaut"

English Touring Opera二日目。昨日はマイナー演目だからか客席が半分くらいしか埋まってなかったが、今日もだ。こりゃ来年はもう来ないかな。。。

出だしから演奏がいい。音楽監督Gerry Corneliusが指揮してるからか。と思ったらこの日は補欠の人だった。

ど水色のプールみたいな舞台。飲料水タンクが並んでいる。壁の上、下手にパラソルがあり、上手サングラスをかけた女が水をぶっかけられてはしゃいでいる。

緑のゲイっぽい男(エドモンド)を中心にアンサンブルが様々な原色のデザインの違う衣装をきている。その衣装のままいろいろな役をやる。今は学生たち。

白タキの男デ・グリューが来てアリアを歌う。見た目はいまいちだが声は割といい。

壁の上から梯子をかけてどピンクの衣装の背の高い男ジェロンテ、軍服の兄レスコーに続き、青髪で肌色ドレスのマノン・レスコーがくる。これも体型がおばちゃんだが声は割といい。

ジェロンテに呼ばれて去ったマノンがまた戻ってきてデ・グリューとキスのち駆け落ち!学生たちがジェロンテのスーツケースをあけて金の犬を取り出す。

2幕。どピンクのバスタブにマノンがいる。デ・グリューとの愛の巣かと思いきや、ジェロンテの愛人になっていた。バスタブが割れて二つのソファーになった。シャンペンタワーはテンションあがる。ダンスのレッスンは面倒そう。

デ・グリューがきて、マノンは許しを乞う。ジェロンテが戻ってくると、マノンは逆ギレ。二人を逃げることになったが、自分の宝石やシャンパンをまとめているうち、ジェロンテの呼んだ警官隊が来てしまった。壁の上のアンサンブルはカラフルな衣装のままだが、振る舞いから警官だとわかる。マノン逮捕。

休憩のち3幕。間奏曲では別の青髪の女が机につっぷしている。これ冒頭にも一瞬でてきた。

刑務所にデ・グリューと兄がきてマノンを救出しようとする。デ・グリューが歌うとなんか許されたぽい。もう一人の青髪も出てきた。壁の上のアンサンブルが金のカーテンをばーっと広げ、上から金の犬のパネルが降りてきた!

でも二人の行き着いた先は砂漠?大量の飲料水のボトルがあるがどれも空。デ・グリューがオアシスを探しにいく間にマノンは倒れ、戻ってきた彼の腕の中で息絶える。

こんな最後だったんだなあ。プッチーニ版は過去2回しか見たことない。ミュンヘンのHomokiの原色階段演出がトラウマで。マスネ版のが好き、ロンドンのPelly演出でNetrebkoだったし。

まあでもプッチーニでオケががんがん鳴ってソプラノとテノールが負けじと張り上げれば盛り上がる。ETOはこういう簡単な演目にしておいた方がいい。演出も昨日に続くベタなデフォルメだが、水色・ピンク・金と振り切れてたので楽しめた。

STAFF & CAST


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