2024.5.17: Stravinsky "The Rake's Progress"

English Touring Opera初鑑賞。にしてはこのオペラは難しすぎた。難しい曲を指揮者はがんばっていたが歌といまいち合わない。イギリスでよくある原色なデフォルメ演出が好きでなかったこともあり、あまり集中できず。

妖精みたいな動物みたいなコスプレのアンサンブル数人が、中央の棒にカラフルなリボンを巻き付けながら歌う。緑のペラペラの紙の王冠をかぶったテノールが主人公のトム。小太りのソプラノが恋人のアン、見た目はかなりいまいちだが歌はいい。父親トゥルーラヴが怠け者のトムに仕事につけと。そこへスレンダーな悪魔がきて、叔父の遺産をとりにロンドンへ。アンサンブルがGOOD BYEの銀の風船を掲げる。一人、中国女がいる。

トムと悪魔がボクシングをして、売春宿の小太りのメゾ(マザー・グース)と寝てしまう。

最初の場面、アンが高らかに歌ってトムの元へ。さらに声が出てて非常によかった。

2幕、トムが幸せになりたいというので、悪魔は醜悪な女ババと結婚しろと。

そこへアンがきてしまい、トムは馬に乗った小太りの女を妻だと紹介する。彼女がベールを脱ぐとめっちゃヒゲつけてた。

ババが馬にのったまた歌い続けるので、トムが箱をかぶせると静かになった。悪魔がまたきて、石をパンに変える機械を大量生産しようと。

休憩のち3幕。

トムの家で競売人のセレムがオークションをしている。アンサンブルの一人の落札者がババの箱をとるとババが動き出した。馬を降り、トムを探しにきたアンを慰める。意外にいい人。トムは下手バルコニーにいた。

悪魔がトムに報酬をよこせというが、トランプで勝負して負け、地下に消える。でもトムを呪ったので、トムは発狂して自分をアドニスを思い込み、精神病院へ。このへん、字幕みててもわからんかった。

アンがきて再会するも、トムは狂ってたので去り、トムも御臨終。えー。

エピローグで全員でてきて、怠け者には悪魔がつけこむと教訓。またGOOD BYEの風船がでてた。

歌はトム以外は割とよく、悪魔は演技もよかった。合唱はアンサンブルの数が少ないのでいかんせん。

うーん。前にパリでみたのの方がよかった、ってあれはOlivier Py演出だったか。あれもう一回みたいなあ。

STAFF & CAST


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