2022.11.2: Mozart "Così fan tutte"

モーツァルトのクソ物語だし、新演出で、Christian Gerhaherをフューチャーした演出ぽいので、よくなる気が全くしない。ドン・アルフォンゾだろ。日曜にプレミエだったが行かなかった。

前売りで安いチケットはなく、買物しに町中にいったのでsucheをしてみた。すごい買い手市場で、これは無理かなと思っていたところ、金持ち風のおばさんが、チケットほしいの、いくら払える?と聞いてきた。関係者だったのか?100EURの席を30URでみられてラッキー。

舞台奥から部屋がせり出してくる。スポーツセンター?白いマットが床に置いてある。Gerhaherが若い男二人にエロ指南する。上手手前に紫色のおもちゃの城が置いてある。

別室。二人の女の子が城のおもちゃで遊んでいると、その男二人がきて、ペアになってやりまくり。。。Gerhaherが来て、男たちは戦場へいくと。

車庫で、女二人が車に乗ると、男たちがチャライ衣装に着替えてやってきて、別の相手をくどく。ここで降り積もったピンクの紙吹雪にちょっとやられた。。。

Gerhaherが細い召使いのおばさんとも悪だくみ、右手のクローゼットでのぞき見、女たちにドレスを渡す。

巨大な風船の城が膨らむ!!!庭園!?妹は黒髭男の誘いを受けて城の中へ。恋人の肖像画の入ったペンダントを渡しもした。もう一人の男は服を脱いで姉を誘うが断られた。

背後にガラス張りのブティックがあり、姉妹が服を選んでいる。男たちが報告しうと、妹の彼氏が彼女の不貞を嘆き、姉にリベンジする。

姉はおもむろにマットレスまで引きずってきて、服を脱ぎ、ついに妹の彼氏と横になる。元々の彼氏である黒髭男がキレて出てくる。

女達は兵士の服に着替え、自分たちも戦地に行って死のうとか言っていると、男達が戦場から帰ってくる。ペンダントで妹の不貞がばれ、でもピンクの花吹雪が舞って、元さやに戻る。

ここまで低俗なエロに置き換えてくるとはなあ。まあ、モーツァルト自身もそんなレベルで書いてたかもしれんけど。そこはペンダントくらいで留めておくのがオツだと思うのだが。ドイツ人にオツなんて言葉輪わからんか。今回はグロでなかっただけよしとしよう。

新しいIntendantの作のはずだが、前とあまり変わらなくて、ミュンヘンオペラの改善は期待できそうもない。

指揮Vladimir Jurowskiは、前回で苦手意識があったのだが、そこまで悪くなかった。モーツァルトの田舎臭さがなく、妙に洗練された美しい音だったが、オケが明らかに間違える箇所がかなりあって、残念。彼は独りよがりなんだろうなあ。Petrenkoの後釜で前のめりなのかもしれん。

4人のソリスト脱ぎまくり。ソプラノは下半身しか脱がなかったが、メゾは完全に下着姿になり、性的なシーンも多く、よく引き受けたなあという感じ。なので、歌のレベルは4人ともまあまあだった。

STAFF & CAST


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