そして演目は・・・すっげーよかった！
Anja Kampe なんであまり期待してなかったのだが。John Lundgren はいい声で期待通り。それを上回るテノール美声！Brandon Jovanovich、見た目ややハゲでかなりいまいちなのだが、愛想は良く、初めてみた！と私は言ったけど、ロンドンで見てた。。。
舞台は暗い。演出Andreas Dresen、初見。背後は鉱山で下の部分から合唱隊が懐中電灯もって現れる。顔もわからん。人がふえていって、ソリストたちが歌い出す。
下手にバーカウンターがあり、ニックが作業をしている。上手には鉄塔があり、上階の下手には橋がかかっている。上手には丸テーブルがあり、鉱夫たちがトランプをしている。
ミニーは橋から水色のシャツにGパン姿で登場。やっぱり金髪がオーラあるなあ。でもこの服装はだいぶ太って見える。。。
橋からやってきた警察官がジャック・ランス。バーの女将のミニーに求婚している。みな小汚い格好のなか、一人コート姿の男が来たので、それがジョンソンかと思ったら違った。人間関係がわからん。
黒い革ジャンのヒゲ男がジョンソン。ミニーと親しげに話し、ランスに嫉妬される。
みなが去った後、隠れていたジョンソンとミニーが急接近、ミニーがうちくる？と。
休憩のち２幕。ミニーの家、小さっ！４畳半とかしかなさそう。上手にシングルベット、下手に棚があり、中央にドア。上手のベット奥に物置がある。あとテーブルと椅子が二脚。この部屋は色づかいも明るく、楽しい。背後は真っ暗で雪が降っている。
女中の太った女が恋人といちゃいちゃ。女は妊娠していた。ミニー帰宅して、男はそそくさと帰る。ミニーは服をぬいで、青のワンピースに着替え、胸元に赤いバラをさす。
ジョンソンがきて、きれいだね、といきなり抱きしめるも、女中がいたので離れる。女中にも挨拶。のち、バラは潰れないように置いておきなよと、やっぱり抱きしめる。女中はベットの奥の物置前に隠れてじっと見ている。が、ミニーに帰された。
ベットに押し倒したー！でも途中でやめちゃって、ミニーはベットをジョンソンに譲り、下手にマットレスを敷いて、別々に眠る。。。ミニーは赤いバスローブに着替え、かえってエロいんですが、という顔をジョンソンがしていた。
ドアを叩く音がして、ジョンソンは物置に隠れる。やってきたランスは、ミニーに、ジョンソンの正体は盗賊団の首領ラメレスで情婦もいると。
ランス帰ってから、ミニーはジョンソンに問いただし、盗賊の首領はともかく、情婦がいるのは許せない！と追い出す。外は雪。中央のドアから出たジョンソンは数歩歩いて、バンバン！と撃たれた！
怪我をして、ミニーの家に自分から戻ってきたくせに、迷惑はかけられないとか言う。。。物置前には梯子があって、ジョンソンはそれを登って屋根に隠れた。
ランスは物置を探すがいない。ついでにミニーに襲いかかり、手に血がついていることに気づき、問いただすと、天井からジョンソンが下りてきた。瀕死でベットに横になる。
ミニーが、賭をしましょう。あんたが勝ったらこの人と私をあげる。私が勝ったらこの人は私のもの。
賭ではミニーが負けていたが、仮病でランスが背を向けた時に胸元からカードを取り出し、スペードのエースが三枚で勝った！
小休止のち３幕。また１幕の暗い舞台。バーもテーブルもない。ランスが、ジョンソン取り逃がしたと嘘の話しをしていると、ジョンソンが引き立てられてきた。。。上手の鉄塔にくくりつけ、首に縄を結ぶ。鉱夫の中ではいいやつのSonoraが、話す権利があると二分話させる。
自分がどう死んだかはミミーに言わないでくれ、自分は逃げたと伝えてくれ、彼女は待つだろうが、月日がたって、やがて諦めるだろう。ここの歌も非常によかった。
ミニーきて、拳銃をつきつけつつ、名指して説得していく。許せないと歌ってる人もいたが、大勢は許すことにして、ジョンソンの縄はとかれる。二人は旅立つ！
そんなんでいいんすが、という展開なので、ミニーの説得力が不可欠。Anja Kampe はイタリアオペラ初らしく、二人のシーンはまさにジークリンデって感じで、いつノートングが出てくるかと思ったくらいだが、なんだかんだいって最後の説得力はあった。
今日の指揮者も初。なかなかドラマチックでよかった。カーテンコールで、ソリスト一人一人とハグしてた。でも合唱には無関心らしく、合唱用の指揮者がいるらしい。。。たしかに今日の合唱はいまいち合ってなかった。
先日、出待ちでずっと使っていた金のペンを、他の人に貸したまま回収するのを忘れてなくしてしまい、これを機にサインより写真にシフトすることにした。サインは後でみないけど写真はみるもんなあ。