Donizettiのメロディは入ってるけど、展開がいちいち意外で、冒頭のトランペットとか、中盤のトライアングルとかハープ二重奏とかも特徴的で、面白い。
合唱に続いてバス、この国の指導者Akebare。娘Nealaに婿をとる、嫌だが戦績をあげた軍人Idamoreにすると。細いイケメンバスはMarko Mimica、Pesaroでよくみる。
下手からソプラノきて、Idamoreに恋していると、父が婿を決められたら逆らえないので嫌だと。すげいい声しているAlbina Shagimuratova!デブすだが、夜の女王でも見て、最近のドンナ・アンナが非常によかった。ブラボーでて指揮者とも抱き合って喜んでいた。
彼女が次女と一緒にいると、知らないバリトンが息子を捜して迷い込んでくる。これIdamoreの父Zareteであった。
ようやくテノール登場、Rene Barbera、、、いつもいまいちで、今回は準備期間が一週間というから。。。最初は全然声がでてなくて、高音で裏返っちゃうし、指揮者も苦笑い。
父は息子に、お前は下層階級の出自だから、国に帰ろうと説得する。息子は、最後に恋人に会って別れを言いたいと、それは認められた。
IdamoreがNealaに出自を明かし、二人で結婚式をあげてすぐに駆け落ちすることにした。それ、父ちゃんに言ってないよね!
休憩のち2幕。
父Zareteが、案の定、息子に裏切られたと嘆く。ついでに自分の妻も上流階級の出で、駆け落ちしたら殺されたと告白、ってそんな深い話だったのか。このバリトン、だんだん声もでてきて感情表現もよく、非常によかった。Misha Kiria、初見。当初はPesaroでよくみる脱ぎキャラのDavide Lucianoの予定だったのだが、こっちの方がいい。
合唱団が神は一つ!と盛大に歌った後、いよいよ結婚式。
家来テノールが潜入者がいる!と告げるとZareteが捕まる。Akebareが下級部族だ、殺せ!Zareteも自分を殺せ!他の二人は待ってー!Farewellだ!とか入り乱れる合唱するまま終わった。
お、おわり!?斬新な。。。
Diversity Operaとよびたい。こんな面白いの聴けてよかった。ポルトガル出張+フランクフルト経由後、空港から直接きたかいがあった。若手歌手もよかったし、なんといっても指揮者含めみなの挑戦にスタオベ。
Albina Shagimuratovaは低めから高音まで変わらずに出せるのがいい。高音は澄んでて美しい。Gruberovaタイプかな。もっと化けるといいな〜。これもロシア出身、Olga Peretyatko筆頭に、 Olga Pudova、Irina Lunguと層が厚い。