2019.5.5: Puccini "Madama Butterfly"

研究会で来たついでにやむなく。なのに人気公演でソールドアウト。開始一時間少し前にBox Office行ったら、200EURのチケットしかないよー、それもすぐ売り切れるよーと。いやいやこの演目にそんな出したくないしと断り、しばらく待ってたら、案の定、安い余り券がやってきた。

アジア風ではあるがシンボリックなモノトーンの衣装。舞台もほぼ木の床のみで、上手側にうねる通道が違う家で描かれているだけ。着物を汚く着崩されるよりはましか。加えて、舞踏のようなミニマムな所作!

有名な指揮者(Jader Bignamini)らしいが、、、攻撃的に押しまくる。ソプラノ(Elena Stikhina、初見)はBruennhildeのように叫びまくる。それで1幕はテンション落ちてしまったが、2幕はがんばった。子供が金髪で美形だった。歌手は悪くなかったが、演奏がでかいので、盛り上がるとかき消されてしまう。

Pucciniの女キャラはほんとうざい。ミミ、トスカ、、、無能なのに図々しい。不幸に死んで全然オッケー。中でもこの演目は嫌いなので、あまり見ないようにしているのだが。

でもすごいスタオベだった。。。

この指揮者は元クラリネット奏者で、「強烈なカリスマ性に破天荒なキャラクター」って書いてあるや。どうりで合わないわけだ。見たの二回目、前回は好きだった演目の再演なのに嫌いだった。

ロンドン演出のJahoの方がはるかにいい。

STAFF & CAST


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