2018.11.24: Verdi "Simon Boccanegra"

久々の初見オペラで予習なし。字幕みてたのに物語がわからんかった。ヒロインが冒頭でさんざん呼ばれているマリアでなく、その娘アメリアであったから。。。

背後の壁になんか書いてある広場に、赤っぽい衣装の民衆が集まり、黒人(平民派のリーダーパオロ)が声をあげる。

太い柱の並ぶ宮殿で、シモンがマリアの遺体を見つける。黒人が迎えにきて、シモンがジェノヴァ総督に就寝。

ここまではプロローグで、1幕は25年後!

別のヒロイン(これがアメリア)と恋人ガブリエレがバスの老人から結婚を許される。入れ違いにシモンがやってきて、そこの娘とパオロとの結婚を勧めるが、自分の娘だとわかって翻意。パオロがなんかキレている。

大きな机のある議場。シモンが金のマントに赤いたすきでかっちょよく仕切ってたのに、暴動が勃発。下手から暴徒が入ってきて、黒皮コートのガブリエレがシモンに迫るが、アメリアが駆け込んできて止める。彼女を誘拐した犯人を呪えとパオロに強要。政治的な冒頭なの?彼女を誘拐された腹いせ?動機がわからん。

求刑のち2幕。奥に広い執務室。パオロが水差しに毒を仕込む。バスの老人にシモン暗殺を持ちかけるが断られる。ガブリエレにアメリアがシモンと浮気してるとうそぶく。

アメリアに続いて黒い服のシモンがきて、シモンは水を飲んじゃって、ガブリエレが剣で刺そうとするのをアメリアが止めて、実の娘であることがわかり、ガブリエレは改心、一気にシモン派に。

兵士が次々と横切って、ガブリエレはシモンのためにばりばり働き、パウロは処刑場に送られる。ガブリエレとアメリアが結婚。黒い服のフィエスコが来たので、爺二人でベンチに座って話す。シモンがフィエスコにあんたアメリアの祖父と告げ、ご臨終。フィエスコが次の総統はガブリエレだと、身代わりに早さで出世!

と、話がびじょーにわかりにくい上に、あまり面白くない。音楽もいまいちだった。割と有名だけど、ヴェルディの駄作だったとはなあ。ドミンゴがやったから人気だったのね。たしか2011年に見逃して、2013年の再演はThomas Hampsonだったので返券した。

今日のCarlos Alvarez (1966 西)は悪くなかったけど(前にみたRigolettoも悪くはなかった)、祖父Ferruccio Furlanettoの一人がち。ガブリエレも割と有名なFrancesco Meli(初見)だったが。ソプラノはいまいち。

うーむ、疲れていたからか席が遠かったからのれなかったのかな。。。隣のにーさんはブラビ連発してたが。

STAFF & CAST


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