予定よりも早い休憩で中へ。一幕はパーセルのベストで、目当てのオペラは二幕のみなので、まあ、いいか。。。
パーセルの唯一の歌ばかりのオペラ。イギリスのバロックオペラの記念碑的作品。物語はローマ神話。
コンサート形式かと思ったら、、、演出が文楽だった。歌手は白い人形もって歌う。歌手の背後には人形師がぴたりとついて人形の動きを手伝う。合唱団も白い仮面を持ち、ショールを腕に掛けている。
序曲はふつーにイギリスのバロックだった。
カルタゴの女王ディドが侍女ベリンダに恋愛相談。トロイ戦争の英雄で域乗りのエネアスがきて、いい感じになった。
舞台後方からカウンターテナーが出てきて、ジュピターの使者マーキュリーに化け、エネアスは早くローマに行け〜。エネアスはディドとの別れを決意した。
青の照明の中、魔女役の合唱団が、エネアスを嵐に遭わせるよ〜
ディドのもとにエネアスが別れの挨拶にくる。ディドは別れると決めた時点でもうアウトと言って、彼が去った後、侍女付き添われて自然死。ここのアリアが有名。
短い!一時間のオペラ。文楽演出は、人形遣いが人形に感情を込めるのがキモだと思うのだが、持ってる歌手が感情出して歌っちゃってるから、そっちに集中したいのに集中できない、失敗作だった。歌手はよかったのに。
このネタは「Les Troyens」でもオペラになっている。