幕が上がると舞台一面にどでかい緑のベット。下手側にでかい枕が二つある。同じ緑の服に頭は青、手袋は赤の少年合唱団が歌う。パックは小太りのおっさん。。。
オーベロン様は全身緑のスーツで、カウンターテナーらしからぬすごいイケメンだが、声量なさすぎ。タイタニアは青のドレスで歌もまずまず。
4人の男女は白の服で区別がつきにくい。森に迷い込んだ後は服が緑で汚れている。
2幕は同じ緑で普通サイズのベットが7台並んでいた。上手奥のベットにタイタニアと馬が眠り、手前の4台に4人の男女が一人ずつ眠る。床まで同じ緑の布が敷いてある。
休憩。Robert Carsen演出なので期待して来たのだが、やってしまったね。。。Glyndebourneで幻想的なPeter Hall演出みてしまったからなおさら。。。
3幕も同じ色のベット、が、中空に3台浮かんでいる。下手のが降りてくるとタイタニアと馬が寝ていて、後の二つは二組の本来のカップル。
もう緑あきたよ。。。降りてきて人々が起き上がった後、空のベットが中空にあがったのだが、緑の絨毯までもってった!!!舞台は一気に真っ白になり、まぶしい。
そこへ、ど金のドレスの王と王妃に、二組のカップルも続けてど金の正装でやってくる。舞台後方でシャンペン片手に劇中劇をみる。村人は白が基調。
カーテンコールで、緑の森の人々と、金の貴族たち、白の村人たちがまざって並ぶと、まぶしさと美しさに一気にやられた。。。緑あきたとか言ってごめんなさい。この視覚効果、Robert Carsenはやっぱりうまい。
ただ演奏が遅めですごい眠かったのと、少年合唱団のクオリティが低すぎ。ソロ歌手では、女三人は張り上げるところはよかったけど、はりあげないとあやしげ。村人もシスピー以外はひどい。この奇抜でシンプルな演出では歌と音楽がきまらないと。