ハゲと若いの三人がなんかいってると、奥から青い甲冑のオテロ登場。あんまオーラない。世界で一番人気のJonas Kaufmannであるが。騒ぎを怒り、カッシオを罷免して、イアーゴに後を任せる。
デズデーモナが来たのでオテロはみなを下がらせ、重唱。これはなかなかよかった。その後、下手の壁が中央にせり出てきて、壁の隙間からベットルームに入って行く二人がすけて見える。この壁、無駄に細工が細かい。
2幕、細長いテーブルを縦に橋状に並べて兵士たちが飲んでいる。カッシオも橋に乗って酔っぱらう。イアーゴが復職したいならデズデーモナに頼めと。
舞台背後が白く光り、カッシオがデズデーモナに声をかける。そこにオテロが来て、長方形に並べたテーブルの上に城のプラカード?みたいなの並べて議論してたのに、イアーゴと話すうち、妻の不倫を思い込む。イアーゴは彼女のハンカチを盗んで証拠も作成。
休憩のち3幕、上手の壁がせり出てきて、その中で花もった女たちが歌う。空気よめないデズデーモナがオテロにまたカッシオの復職を頼むので、オテロはオレのやったハンカチはどうしたと。デズデーモナは倒れて号泣。
上手上空の板にオテロがのって盗み聞き、イアーゴが名前を伏せてカッシオに別の彼女の話をさせる。ハンカチも出てきて、あれだと。まあ、このシーンの舞台はうまかった。
でかいライオンの像と共にヴェネツィアの大使一行が到着。オテロの帰還と後任がカッシオであることを告げる。デズデーモナが悲しげなので、オテロはみなの前を彼女を罵倒する。
4幕、うってかわって、奥から大きなベットルームが競り出てくる。白いベットに壁は一部、鏡になっている。上手に二段、倒れたライオンの像と、カッシオ?か誰が立っている。
デズデーモナきて、嘆いて歌う。オテロきてののしり、顔に枕を押しつけて殺してしまう。侍女がそれをみつけて叫ぶとみながきて、オテロはベットの上の大きな剣を振り回していたが、ベットの背後にまわり、短剣で自分の腹をぐさー。血みどろー。ベットの前に戻ってきてデズデーモナの傍らで絶命。
Pappano先生が、オレがKaufmannを一ランク上のテノールに育てると勧めた「オテロ」であったが、、、高音でないと話にならないよね!
ミュンヘンできいたJose Curaの方が断然よかった。全盛期ではなかったけど。
Pappano先生の指揮は、勢い重視なのか、最近雑になってきている気がする。オケと合唱が微妙にあってないし。前はもうちょっとためてた気がするんだが。。。
大御所Keith Warner(1956英)の新演出。無駄に金だけあったのね。。。スライド式の透ける壁は豪華だったが、全体的に暗いだけ、全然面白くない。
2回目、隣にいたイタリアおじさんがソプラノMaria Agrestaのおっかけで、合いの手がうるさい。彼女はパリのpuritaniで見た時よりはよかった。声が太いからリリコよりこういう役の方がはまる。
今年一番のがっかりオペラかも。ミュンヘンのタンホイザー新作もがっかりだったけど、あれは歌と音楽は最高だったもんなあ。