演奏も合唱ももっさりしてた。ロンドンクオリティ聞き慣れてるとなあ。ミュンヘンはワーグナーとバロック以外はいまいち。
無名のナブッコが全く目立たない。とすると、ロンドンと同キャストのLiudmyla Monastyrskaの独壇場。迫力はすごい、高音が雑なのが難点。もう一人のソプラノと恋人のテノールはまあまあ。
いい音楽なんだけどね。繰り返しが多いので、ちょっと低俗な感じ。場面転換が多すぎだし。あと爺の物語には共感できない。
下手寄りのメイン舞台は大きさの違う黒い段を重ねたミニピラミッド形式。背後に四角い箱でなんか展開されるみたいだがみえない。上手もみえない。立ち見しか取れなかったので。
ずっと合唱隊がわらわらいるだけで、ロンドン演出と似てる。雷が落ちた時は客席が強い光で照らされた(2幕の最後)。
休憩のち、バビロンの王ナブッコが落ちぶれ、娘アビガイッレが王座についたのもつかの間、ナブッコがユダヤ教に改宗し、勧善懲悪で幕。
金翼の合唱はさすがによかった。そこだけ鉄格子の暗い舞台でホロコーストを思い出させる。まあ、ドイツだし。
前売りは立ってみたくないなあと思っているうちに売り切れ、Sucheで結局立ち見。