やむなく前日入りして当日券でみたのがこれ。R.Strauss好きじゃないのだが。チケット余ってて、上階だが最前列の席を安く変えた。すごい見やすい。
前にRene様でコンサート形式でみた「カプリッチョ」、舞台形式でみらるのは珍しい。
あれ、キャスト表みたら、Pieczonkaじゃない。いつもいいから期待してたのに。Emily Mageeに変わってた。いつもまあまあなんだよなあ。
開演前から舞台は始まっている。執事たちが椅子を並べて舞台をつくる。オケたちが出てきてそこで小演奏。後ろの大きな幕に庭の景色が描いてあり、野外演奏会か。
そのセットは全部片付けられ、代わりに椅子とかピアノとか置かれ、城館の広間。
若い男二人がやってきて言い争い。テノールは音楽家フラマン、バリトンは詩人オリヴィエ、細くて見た目にてるので声の高さで見分けないと。
マドレーヌ夫人の、深緑の裾の開いたでかいドレスが素敵。
彼女の兄の伯爵はバイロイトでみたWolfgang Koch、いい声してる。
劇場支配人のラ・ローシュ(Lars Woldt)がいいキャラしてて、声もいいし、助演賞あげたい。
前半はうだうだしてて字幕おうのも面倒くさいが、後半はバタバタで面白い。バレエダンサーが一人だけどちゃんと踊るし、イタリア人テノール&ソプラノもいい。
劇場支配人は小さい舞台模型を持ってきて語る。音楽家と詩人が覗き込んだり。
みなが帰った後、マドレーヌ夫人が一人で出てきて、どっちの男にするか悩んで、選ばないまま終わったもよう!
大きく開いた舞台で人を使った演出がいい、ミュンヘンの「ナクソス島のアリアドネ」に似てるなあと思ったらまんま同じ演出家Robert Carsen。ロンドンの「カルメル会」もよかったし、キャリア長い人だけど、最近が特にいい。第三の好きな演出家に決定!