2015.12.18: Cecilia Bartoli & Rolando Villazon

前半はふつーに有名アリアとデュエットを交互に。声がでなくなったRolando Villazon、さらに風邪だが、キャンセルせずに出てきて、自身を有名にした「Una furtiva lagrima」もやるのが偉い。熱いだけでも、もう全然歌えてないんだけど、もうそこはみんな了解済みということで。

見所は終盤の「オテロ」、スカラでみたロッシーニの難作。悲劇なのにタッタララッタラというロッシーニのいつもの軽快なメロディが裏でずーっとなってるのが難しい。が、Cecilia Bartoliの嘆きはそれでさらに増幅した!

そしてVillazon、愛しても信じられないオテロをあつーく表現。コンサート形式とは思えない二人の熱演に、涙ぼろぼろー・・・まわりからもすすり泣きが聞こえていた。終わってから速攻で立ってブラボー。珍しいオペラなんで、全員総立ちではなかったが、私の他にも一部のマニアは熱狂してた。

カーテンコールではメジャーな曲を3つくらいやって、「乾杯の歌」でおわり。Villazonのアルフレードも熱くていける。風邪だからシャンパン飲まないよーとノンアルコールビールみたいなものを一気飲み。ロイヤルの「traviata」やっぱり行こうっと。

今年のVillazonは、ミュンヘンで話題の新作オペラ「South Pole」と「ユダヤの女」、ベルリンで「ジュリエット」と、珍しいオペラに出まくり、声がでなくなっても攻めてるなあ。ファンも大事にするし、ほんと偉い。

STAFF & CAST


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