下手は赤い壁と絨毯の部屋。嫁カテリーナが夫との愛のない生活を憂う。
社長は姑ボリスで、息子ジノーヴィが出張することになったので、会社にきたカテリーナにイヤミを言う。
夜、一人残った女子社員の元に男達が襲いかかる。荷物を運ぶ機械にのって襲われる。率先してたのはセルゲイ。カテリーナがやってきて止めるが、逆に押し倒される。そこにボリスがきて不倫だと騒ぐ。
部屋に戻ったカテリーナが惚れてしまったと嘆いていると、ほんとにセルゲイがやってきて、抱き合う。ここの旋律はさすが検閲にひっかかっただけあって、エロかった〜
休憩のち2幕。誰もいない会社で、椅子に座ってごろごろ動かしながら、嫁に邪心を抱く姑セルゲイがめちゃおそろしい。
赤い部屋からセルゲイがでてきて、ボリスに見つかり、男達に捕らえられ、暴行される。
ボリスはカテリーナに息子の好物のキノコスープを作れと命じ、カテリーナはネズミ用の殺虫剤を入れる。食べたボリスは苦しみだし、社員に牧師を呼ばせて死亡。
カテリーナは再び赤い部屋でセルゲイと逢い引き。そこへ夫ジノーヴィが帰宅。夫はセルゲイを鞭でうつが、逆に二人が殺害。死体を赤い部屋の奥に隠す。セルゲイが後ろ向きに全裸で仁王立ち、カテリーナが傷をふく。。。
3幕は結婚式。ドレスを着た女子社員たちが、長いテーブルに食事を並べる。赤い部屋では、死体の隠し場所を見ずにはいられないカテリーナ。
結婚式の準備が終わった後、酔いどれの農夫がカテリーナがいつも見ているところに酒があるに違いないと忍び込み、死体を発見する。
結婚式が始まる。一方、赤い部屋には警察官が集まる。結婚式場に入ってきて、二人は捕らわれる。
休憩のち4幕は刑務所。中央だけが照らされた二人部屋にカテリーナが収監される。買収してようやくセルゲイが会いにくるが、同室の若い女ソネートカにとられてしまった。
彼が去った後、カテリーナはソネートカを殺し、自分も流し台にためた水で自殺!シベリアの湖に投身のはずだが。。。
音楽は斬新でめちゃ面白かった。演出Dmitri Tcherniakov、ベルリンのZarenbrautの。Richard Jonesと似てる、もう飽きた。来期のROHのIl tritticoも見る気がしない。演奏と歌はENOクオリティ。
始まってすぐ、すぐ近くの老人が倒れて、係員がモップで掃除しだしたのが、超邪魔だった。感想が辛口なのはたぶんそのせい。