2015.10.13: Shostakovich "Lady Macbeth of Mtsensk" ムツェンスク郡のマクベス夫人

また細かく区切った舞台。下手は会社で事務員が机で仕事をしていて、背後のガラス窓からセキュリティ服をきた男たちが働いているのが見える。ドアを通って社長が入ってくる。イズマイロフ家の製粉所か。

下手は赤い壁と絨毯の部屋。嫁カテリーナが夫との愛のない生活を憂う。

社長は姑ボリスで、息子ジノーヴィが出張することになったので、会社にきたカテリーナにイヤミを言う。

夜、一人残った女子社員の元に男達が襲いかかる。荷物を運ぶ機械にのって襲われる。率先してたのはセルゲイ。カテリーナがやってきて止めるが、逆に押し倒される。そこにボリスがきて不倫だと騒ぐ。

部屋に戻ったカテリーナが惚れてしまったと嘆いていると、ほんとにセルゲイがやってきて、抱き合う。ここの旋律はさすが検閲にひっかかっただけあって、エロかった〜

休憩のち2幕。誰もいない会社で、椅子に座ってごろごろ動かしながら、嫁に邪心を抱く姑セルゲイがめちゃおそろしい。

赤い部屋からセルゲイがでてきて、ボリスに見つかり、男達に捕らえられ、暴行される。

ボリスはカテリーナに息子の好物のキノコスープを作れと命じ、カテリーナはネズミ用の殺虫剤を入れる。食べたボリスは苦しみだし、社員に牧師を呼ばせて死亡。

カテリーナは再び赤い部屋でセルゲイと逢い引き。そこへ夫ジノーヴィが帰宅。夫はセルゲイを鞭でうつが、逆に二人が殺害。死体を赤い部屋の奥に隠す。セルゲイが後ろ向きに全裸で仁王立ち、カテリーナが傷をふく。。。

3幕は結婚式。ドレスを着た女子社員たちが、長いテーブルに食事を並べる。赤い部屋では、死体の隠し場所を見ずにはいられないカテリーナ。

結婚式の準備が終わった後、酔いどれの農夫がカテリーナがいつも見ているところに酒があるに違いないと忍び込み、死体を発見する。

結婚式が始まる。一方、赤い部屋には警察官が集まる。結婚式場に入ってきて、二人は捕らわれる。

休憩のち4幕は刑務所。中央だけが照らされた二人部屋にカテリーナが収監される。買収してようやくセルゲイが会いにくるが、同室の若い女ソネートカにとられてしまった。

彼が去った後、カテリーナはソネートカを殺し、自分も流し台にためた水で自殺!シベリアの湖に投身のはずだが。。。

音楽は斬新でめちゃ面白かった。演出Dmitri Tcherniakov、ベルリンのZarenbrautの。Richard Jonesと似てる、もう飽きた。来期のROHのIl tritticoも見る気がしない。演奏と歌はENOクオリティ。

始まってすぐ、すぐ近くの老人が倒れて、係員がモップで掃除しだしたのが、超邪魔だった。感想が辛口なのはたぶんそのせい。

STAFF & CAST


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