幕があがると巨大な枠の中に鳥がまってて、舞台装置はよかった。紙でできた竜に続いて、出てきたタミーノは着物に歌舞伎メイク。なぜだ。三人の女は「カオナシ」で、夜の女王は小林幸子だった(最初は白、次は白青赤のグラデーション、最後は真っ赤なドレス)。パパゲーノは普通に緑の鳥コスプレ。モノスタトスは腹のでた着ぐるみでコウモリ?ザラストロも金のへんな衣装。子供仕様だな。。。三人の天使は白い長いヒゲつけてた。
夜の女王はダブルキャストだがEmma Matthewsの回を選択、オーストリアではたぶん一番有名なソプラノ。1幕のアリアはかなりいまいちだったが、2幕はよかった。ちょっと早くてもっとためてほしー。でもためるとボロが出る感じー。去年のトルコ人では彼女がFiorillaやったらしいが、できたのかなあ。
タミーノとパミーナが予想外にいい声してた。パパゲーノは演出がおいしいし、カーテンコールも最後の登場で主役扱いなのだが、もっと演じてほしい。
カットされてても2幕は意味不明で退屈で眠かった。水とか火とか記憶なし。
回転舞台には透明の巨大なキューブが置いてあり、丸、三角、四角、とくりぬかれていて、場面毎に違う面が使われる。パパゲーノの食事とか、首つり縄とか、黒子が棒で宙にまわせる。1幕最後の森の場面は紙でてきた巨大なシロクマ?が数匹。パパゲーノ笛で上半身裸のダンサーたちがゲイダンス。
McVicar演出の美しさには及ばないが、これはこれで楽しめた。
が、観客のマナー悪すぎ!上演中、騒いでる子供多数、小さい子供に説明し続ける父、劇場内に飲み物持ち込み、お菓子まわして、、、映画館じゃないんだから。ちゃんと注意してよー>オペラ座の係員。