2014.2.2: Bellini "La sonnambula" @Barcelona

Damrauどこーーー。昨日、パンフにCiofiの名前を見つけて、あれ、私Damrauの日買ったよな、と不安になっていたのだが。当日のキャスト表にのってたのも舞台に登場したのもCiofiだった。。。

Damrau vs Florezだと思ったから大枚はたいてParketだったので、舞台セットの二階部分のバルコニーもよく見えた。Ciofiは、さすが昨日よりは断然いいけど、高音が割れるのが美しくない。しかも歌ってる時の顔がずっと「夜の女王」みたいで、演技する余裕皆無ぽい。

しばらくして下手のガラスから人が入ってきたので慌てて双眼鏡をむけたが執事の人だった。続いて、噂をすれば、の合唱につづいて登場したElvino、満面の笑顔です!王子です!彼と結婚できるAminaの幸せやいかに!Ciofiのしかめっ面がぶっとんだよ!

下手のピアノに二人で腰掛けて水ガブのみしつついちゃいちゃしてたのもつかの間。Aminaが伯爵にちょっかい出されて一気に険しい顔。上手のバーに移ってまた一人で水をガブ飲み。ジェラシ〜。

場面かわって、女主人が伯爵を誘惑してたとこに夢遊病のAminaが来て、伯爵がコートをかける。女主人がわざわざバルコニーにあるElvinoの部屋をノックして呼び出し、二人をこじれさせる。

王子の怒りと悲しみ!椅子を投げてガラスが割れて外の吹雪が入ってきた所で涙が止まらなかった。。。愛とかじゃないのに泣いちゃった。人と人とのむき出しの感情のぶつかりあいって、ポジティブでもネガティブでも美しい。 

休憩。パンフ買ったらDamrauの名は完全に消えてた。完全降板だったんだ。。。他の日でもやってるならまた見に来たいとすら思ってたのに。

2幕のElvinaのアリアはCDにも収録。さすが余裕で完璧な出来だったが(ちょっとオケとテンポが合ってない気もしたが)、演出上、退場しちゃうのでアンコールかからず。これ、苦悩と民衆の合唱が交錯するいい曲だよなあ、ロッシーニのウィリアム・テルとかに近い。

その後ずっと狂乱してるAminaにはアンコールかけてる人いた。Ciofiは演技忘れて思わず笑顔。Flroezがさっさと続きを歌い足したのでアンコールには至らず。

この物語のElvinaは女に裏切られたからといって速攻で昔の女とよりを戻すダメなキャラなのだが、昨日と違ってFlorezはLisaともあんまりいちゃいちゃしてなかったし、終始苦悩の顔でよかった。

指輪が戻って正気に戻り赤ドレスに着替えたAmina、コロラトゥーラが歌えてないす!体をゆすって音程調節してるからか、早くなると追いついてない。コロラトゥーラに関してはLisaの方がうまかったくらい。

その彼女を迎えるElvonoの極上の笑顔!!!

はぁー、バルセロナまで来てよかった。今年が始まったなあ。ようやくテンションあがってきた。

出待ちしたら急いでると言ってていつもより時間短かったけど、それでもそこにいた全員と写真とってサインして、相変わらず王子は王子でさすが。大好き。

その後に得てきたCiofiもめちゃ人なつこくて、コロラトゥーラ出てねえとか罵倒してたのに、でも結構よかったよね、とほだされてしまった。

STAFF & CAST


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