2012.10.18: Donizetti "La Fille du regiment"

Natalie Dessay & Juan Diego Florezの「連隊の娘」。ロンドンで見たのと同じ演出なのだが。DVDも持ってるんだが。やっぱりものすごい出来で泣いた。1幕のハイC9連続もよかったんだけど、三重唱も、2幕のアリアもラブ満載で泣けた。あと演技も愛嬌あって萌え萌え。

カラスを生で聴けた人たちは幸せだっただろう、現代ではフローレスを聴ける人たちが幸せだ、とかいう記述をどこかで見て、本当だ、やっぱり遠征がんばろう、と思った。百年に一度のテノールだし、この声がいつまで出るかもわからないから。

Dessay は高音のコントロールはさすがだが、声量が落ちてるのが残念。二人の二重唱はフローレスしか聞こえなかった。

2幕の貴族のおばちゃんは、イギリスでは太ったイギリスおばさんで英語べらべら喋ってたが、ここでは細いおばさんでインパクトは弱かった。

その後、フローレスが戦車にのってでてくる演出がサイコー。ここにもハイCちょこっとあるし。一曲も手を抜かずにきっちり歌ってくれて、愛がいっぱいで、伯爵夫人でなくても二人の交際を許しちゃうー。

で、出待ちしたのだが、終演後にVIPディナー・パーティがあったらしく、なかなか出てこなくて諦めた。ペサロでもVIPパーティやってたもんなあ。まあ、でもステージが見られればいいや。

STAFF & CAST


目次に戻る