カラスを生で聴けた人たちは幸せだっただろう、現代ではフローレスを聴ける人たちが幸せだ、とかいう記述をどこかで見て、本当だ、やっぱり遠征がんばろう、と思った。百年に一度のテノールだし、この声がいつまで出るかもわからないから。
Dessay は高音のコントロールはさすがだが、声量が落ちてるのが残念。二人の二重唱はフローレスしか聞こえなかった。
2幕の貴族のおばちゃんは、イギリスでは太ったイギリスおばさんで英語べらべら喋ってたが、ここでは細いおばさんでインパクトは弱かった。
その後、フローレスが戦車にのってでてくる演出がサイコー。ここにもハイCちょこっとあるし。一曲も手を抜かずにきっちり歌ってくれて、愛がいっぱいで、伯爵夫人でなくても二人の交際を許しちゃうー。
で、出待ちしたのだが、終演後にVIPディナー・パーティがあったらしく、なかなか出てこなくて諦めた。ペサロでもVIPパーティやってたもんなあ。まあ、でもステージが見られればいいや。