2012.2.10: Mozart "Cosi fan tutte" #2 @London

翌日のフィガロにチケットを取っていたのだが、Simon Keenlysideがまた降板したので、チケット売り飛ばした。バレリーナの奥さんが病気で子供達と話しまくって喉いためたらしい。ウィーンの「仮面舞踏会」からキャンセルしまくり。ちょっと、ふざけんな、と。

「コシ」はミュンヘンでみた時もボロクソ書いてる嫌いな作品なのだが、歌手がいいという評判で、最上階の13ポンドの安い席があったので買ってしまった。当日は風邪でつらかったのだが。。。

暗転するとディレクターがでてきた。開演前にこういう人が出てくるとろくな知らせではない、と自分でも言っていた通り。目玉のDon Alfonso役のThomas Allenが降板。代役も見つからず、明日フィガロをやるCarlo Leporeが歌だけ歌って、助監督が演技をする、という事態に。帰りたい人には払い戻しするといって客電がついて、実際に帰る人もちらほらいた。私も高いチケットだったら帰ると思う。

でも演出が非常によかった!現代に置き換えて、女二人はモノトーンの衣装、男二人はヤンキー風の衣装で、Despinaは看護婦とかいろいろコスプレする。女二人のソプラノが、合唱しながら現代音楽のアイドルばりに踊ってたのは笑った。イギリスの演出家Jonathan Millerは、既に何度か見ている。現代演出で見るのは初めてな気が。

Fiordiligi役のMalin Bystroem(金髪)は「ファウスト」でも好演。Dorabella役のMichele Losier(黒髪)も出てた。Despina役のRosemary Joshuaはミュンヘンでも見たことあるベテラン。この女三人が、ひじょーによかった。

STAFF & CAST


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