2011.7.25: Donizetti「Lucrezia Borgia」#2 @Munich

2回目だが。今日のチケットは昨日大枚はたいて買った。開演前に知り合いの知り合いから明後日のチケットも譲ってもらえた。らっきー。

急いで客席に入ると、舞台にはもう数人の若者が芝居を始めている。学生たちが思い思いの格好でくつろいでいる。

舞台は白い壁のみ、下手寄りにLucrezia Borgiaの電飾看板のみ。

だんだん人数が増え、おもむろに歌が始まる。この高揚感だけでもう泣いてしまった。

メインは男装のアルト、オルシーニ。フェラーラ大公妃ルクレツィアの噂話をしている。

すると、中央上手よりのドアがばーんと開いて、真っ赤なドレスのルクレツィア・ボルジアがばーんと登場。ジェンナーロが自分の息子だと気づいて黙って去る。

彼女が去った後、白塗りの男が顔をふきながら出てきて、ジェンナーロと話す。ジェンナーロは看板の「B」をはずして床に投げつける。これ、ボルジア家の紋章に侮辱を加える。

作業服の修理屋がわらわら来て直そうとする。フェラーラの市民か?

一呼吸おいて、スーツ姿の男が二人、机と椅子をもってやってくる。ドン・アルフォンソ大公とその秘書。スーツ姿のルクレツィアもぷりぷり出てきて、「B」を壊した奴に厳罰を処せと。

ジェンナーロが連れて来られて酒を飲まされる。が、ルクレツィアがあわてて解毒薬を与える。

休憩。はあーっ。終演後にサイン会があるというのでDVD購入。

舞台には椅子が並び、数人の若者がくつろいでいる。祝杯が運ばれて、ジェンナーロがなんか言うが、みな気にせず飲む。

黒いドレスに白いロングヘアかつらのルクレツィアがばばーんとやってくる。

祝杯には毒が盛られていて、若者は次々と死んでいく。ジェンナーロにはまた解毒薬をすすめるが、断られる。

ルクレツィアは息子であることを告げ、またかつらを取って嘆く。(ロベルト・デヴリューでもやってた)

ちょっと声が不安定なところもあったが。Ediの念願通りの作品を念願通りの順番で、Christof Loyの演出でやれるのは、本当に奇跡的なことだ。彼女の誇りと力強さを見事に物語に取り込んだ演出だった。何度も言うが、Christof Loyの時代が来た。

STAFF & CAST


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