2006.10 いろいろ感想文
- 06.10.21-26 プロ野球日本シリーズ!
にめちゃはまってた。野球はあまり興味なかったけど、急いで家に帰って全試合みてしまった。あぁ、新庄。女子で彼を好きじゃない人はいない。最後の打席、泣いちゃって打てなくても好き。
今年の1月にハワイへ観測に行ったときに、飛行機が一緒だったのだ。搭乗ゲートに向かう時に、なんかすごいオーラの人がいて、茶髪でサングラスかけてて、絶対スターさんだ!、音楽の人かなあ、バンドマンか?と思って、荷物取る時にも、無意味に周囲を徘徊してしまった。そのあとテレビにホノルルでキャンプ中と出てて、この人だっ!!!
で、5月には東京ドームの交流戦も行ったし。星みる双眼鏡もって。いつのまにか優勝しちゃって日本シリーズは燃えた。1番ハゲ、2番バント、3番ヒゲ、と超わかりやすいし(爆)ああ、そういえばこのハゲもあのとき空港にいた。こいつがいたから音楽の人かと思っちゃったんだよー。付き人のローディーくんかと思った。ウィニングボール掴んだまま抱きつきにいったなぁ。
稲葉、金子、となかなか目にやさしい方々が多いのもうれしい。なんといってもダルビッシュ有(20)♪みたいな。そして典型的インテリ・アングロサクソン顔のヒルマン。なぜお昼のワイドショーとかで騒がれないのか不思議だ。
- 06.10.20 TV放映映画「二代目はクリスチャン」1985 井筒和幸 原作:つかこうへい ☆☆☆
この芝居に関わってたのに映画は見たことなかった。たまたまテレビでやってたので。あーあ・・・・・こういうヤクザ映画は苦手。血とか出るし。主演:志穂美悦子。
- 06.10.19 ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」脚本:橋部敦子 ★★★
最近、再放送でやってたので。泣きました。脚本で別れたのがよかった。母が草なぎファンになってしまってちょっと困ってます。すてき〜とか言われてもなぁ。
- 06.10.18 DVD映画「いつか読書する日」2004 緒方明 ★☆☆
最初の1時間半はひたすら退屈だった。やっと動いた物語も、ジジババ(田中裕子&岸部一徳)じゃなあ・・・。と、老いに冷たいこのワタシ。若さ礼賛! あと仁科亜季子がうざい。
- 06.10.18 DVD映画「トニー滝谷」2004 市川準 原作:村上春樹 ☆☆☆
つまらない。宮沢りえはともかく、イッセー尾形は無理がある。小説以上のものがなかった。小説にしたって言葉が陳腐。こんなんでノーベル賞とかありえないって>春樹。
- 06.10.17 DVD映画「がんばっていきまっしょい」1998 磯村一路 原作:敷村良子 ★★★
田中麗奈デビュー作。彼女もいいし、少女たちの情熱、成長は、海の輝きよりも美しい。記録するみたいな、この静かな撮り方が好きだ。泣いてしまった。不治の病とか死とか、最近そればっかであきあき。泣ける映画って、こっちだろ。
- 06.10.15 DVD映画「午後の遺言状」1995 新藤兼人 ★★☆
老いた女優(杉村春子)が、避暑にきた山荘で、大工の死、家政婦(乙羽信子1994死去)と夫の浮気、はては旧友(朝霧鏡子)の死に直面し、東京に仕事に帰るのを、淡々と描く。足入れ式の様子、海から棺桶が運ばれてくるシーンなど、時々どきっとするシーンがある。うーん・・・映画だなあ。
- 06.10.14 DVD映画「黄泉がえり」2003 塩田明彦 原作:梶尾真治 ★☆☆
蓮實一派だからかどうかしらないが、みょーに凝ってて、のろくて、眠かった。どう考えてもライブシーン長すぎだろ。草なぎ剛をただ走らせるだけで物語になるのになあ。脇役のキャスティングが豪華:田中邦衛、哀川翔、北林谷栄、市原隼人、長澤まさみ、、、
- 06.10.12 芝居「書く女」永井愛、世田谷パブリックシアター ★★☆
寺島しのぶ演じる樋口一葉のキャラクターにずっと違和感を覚えて、1幕は退屈した。半井桃水との恋もよくわからなかったし。あの程度のギャグじゃ笑えないし。(ケチって3階席、たぶんそれがいけなかった)
2幕はすごかった。硯で墨をする姿に、理屈ぬきに拍手を送っている自分がいた。永井愛の一葉論を堪能した。作品評もなるほどと思った。やはり学に裏付けられた作品というのはいい。
しかし。「書く女」、歴史に名を残す成功する女とは、こういうものなのか。拗ね者で毒舌家なのはそうだろう。だが小説に残したからといって、恋心をすっかり忘れてしまうものなのか。鬱とか葛藤とか後悔とか、無駄なことしないの?人間的な弱さがなかったなあ。歴史に名を残す成功する女とは、こういうものなのか。
- 06.10.7 DVD映画「ウォーターズ」2006 西村了 ☆☆☆
青春ホスト映画。しょーもない。イケメンっつっても中途半端だし。女はブスばっかだし(真中瞳、成海璃子)。まあでもあまり腹も立たないのがすごいところだ。小栗旬は天然ボケキャラじゃだめなのー、鬼畜ナルシスト路線でないと光らん。
- 06.10.7 芝居「アジアの女」長塚圭史、新国立劇場 ☆☆☆
三好十郎「胎内」に酷似していた(去年長塚が演じた戯曲)。なのにリアリティはあまりない。こんな、関東大震災の時に中国人とかが差別された話なんか、誰でもしってるしねえ。私にとって新しいことは何もなく、退屈だった。手紙を埋めるくだりだけはよかったが。だから「アジアの女」は何をするの?この人、ほんとにすごい作品書いたの?なら何を見ればいい?
最近の演劇には失望させられる。これは単に、私の実体験が彼らの想像力を越えてしまったからか。陳腐でぬるい。そんなことでどうする。尊敬に値するような知性、論理をみせてほしい。感性ばかりに頼りすぎている気がする。学がない。私の方が「アジアの女」だ。
- 06.10.4 録画映画「(ハル)」1996 森田芳光 ★★★
久々にいいものを見た。画面いっぱいの文字を延々読まされるので、時間と体力に余裕のある時に見るべし。深津絵里&内野聖陽の抑えた芝居もいい。ドキドキしたし、夢を見た。特に新幹線のシーン。
こういう奇跡的な出会いがあってほしいと私も願うし、そしてそれはこういう積み重ねで育まれるものだと私も思う。メールでの会話では、ときに真実は秘せられ、秘せられていることに気づきながらも、踏み込まず、注意深く、少しずつ、少しずつ、距離を縮めていく・・・
- 06.10.3 単発ドラマ「アンフェア the special」★☆☆
本が面白かった。原作:秦建日子もつか劇団の劇作家コース出身。
篠原涼子の作り演技も、一般には認められるのであろう、私は嫌いだけど。
- 06.10.2 単発ドラマ「工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章〜」☆☆☆
黒川智花が蘭のキャラじゃなかったり、西村雅彦がはずしまくってたり、いろいろとイタイ出来だったが、小栗旬はステキ。何をやらせても悪い人に見えるが。いっそ悪い人をやってほしい。
- 06.10.2 映画試写会「ただ、君を愛してる」2006 新城毅彦 原作:市川拓司「恋愛寫真 もうひとつの 物語」★☆☆
甘ちゃんで好かん玉木宏、冒頭の台詞からヘナチョコで、映像もテレビドラマみたいなチープさだったが、宮崎あおいだけがめちゃめちゃ良かった。ありえない設定なのに、リアルにキュートで真摯で、魅力的。恋敵役の黒木メイサもいまいち。主題歌は興ざめ。と、難点多いのだが、宮崎あおいがすごくて、泣かされてしまった。上手いとは思っていたがここまでとは。
玉木宏がもうちっとできたら二つ星だったのに。他に俳優いないのか? 山田、成宮、受けの芝居は上手いが、絵的美しさはいまひとつ。うーむ。メイサの役もだが、もともと原作のキャラ設定に無理がある。
- 06.4-9 アニメ「桜蘭高校ホスト部」構成・脚本:榎戸洋司 監督:五十嵐卓哉 原作漫画:葉鳥ビスコ ★★★
原作しらないけど、脚本と演出が秀逸だった。テンポよくてシュールでたまに深くて泣ける。最終回はウテナのぱくりカットありで、内容もウテナだった。ホスト部が革命されちゃったよ〜。真に他者とふれあうことによる自己革命。エヴァとかでは逆立ちしてもできないこと。
- 06.1-3 ドラマ「小早川伸木の離婚」原作漫画:柴門ふみ ★☆☆
タイトル「〜の恋」だが。評判悪かったが、後半、唐沢寿明が離婚を決意したあたりからドロドロで面白くなった。これで離婚してくれなかったらどうしよう、と最後までハラハラしてしまった。ビデオ消さずに見てよかった。
- 06.5-7 昼ドラ「吾輩は主婦である」宮藤官九郎 ★★☆
まだ感想かいてなかったような。満州とか五臓六腑とか、めちゃ秀逸なネタもあったのだが。終盤がちょっと間延びして、最後はありきたり。面白かったけど、もう一つ上は…? 斉藤由貴&及川光博&竹下景子は最高。
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