2006.8 いろいろ感想文
- 06.9.2 DVD映画「博士の愛した数式」2005 小泉堯史 原作:小川洋子 ★★★
よかったのでDVD購入。大きな画面でみると、改めて、風景の美しさに驚く。桜並木を歩く、背負って歩く、湖畔にたたずむ、どのシーンも完璧に美しい。台詞も、演技も、すべてが完璧だ。数学部分も、十分平易に作られている。描かれるのは、決して数学でなく、人の心。おしつけがましくなく、説教臭くもなく、優しすぎもせず、甘すぎもせず、知的で、上品で、やはり、最高の作品。
- 06.9.1 ドラマ「タイヨウのうた」
沢尻エリカは大嫌い。たしかに芝居は上手い方だが、心がなく、調子のってる顔がムカつく。まあ、ドラマではそういう設定になっているのだが。それに比べて山田孝之、台詞もない一瞬の悩み顔に、思わず涙。
- 06.9.1 ドラマ「レガッタ」
ありきたりの物語、まのびした脚本、ど下手な女優たち、速水もこみち、と死ぬほどつまらないのだが、松田翔太みたさにがんばる…。
- 06.9.1 ドラマ「下北サンデーズ」
脚本がわざとらしくて嫌だが、佐々木蔵之介、古田新太、まあ、見るだろうなあ。上戸彩はいい。石垣佑磨もでてるよー。
- 06.8.31 映画「ゲド戦記」2006 宮崎吾朗 原作:ル・グウィン ★☆☆
かなりいまいち。箱はジブリだが中身からっぽ。からっぽは言いすぎか、豊かさがない。私の想像を絶するような、動きも言葉も建物もキャラもなかった。驚くこともなかったし、思い返すことも何もない。父殺しは不快。
- 06.8.30 映画「デスノート」2006 金子修介 原作:大場つぐみ,小畑健 ★★★
面白かった!満足。
前半は細川茂樹が弱かったのでちと辛い。後半はエル(松山ケンイチ)のキャラの甘りの濃さに(エクレアは勘弁)藤原竜也もくわれるかと思ったが、最後には挽回。
悪なのに美しいというオーラを放ってくれて。予告の「ボクはキラじゃない!」とか叫んでるのがまたグット。早く後編がみたい。
- 06.8.3-5? DVD演劇「ロミオとジュリエット」2004 蜷川幸雄 ★★☆
ドイツにいて見られなかったので購入。鈴木杏の精神年齢にあわせた(?)幼稚なロミジュリ。
純粋さと幼稚なのとは違うと思うが。彼女にはこれが精一杯か。藤原竜也には余裕。「運命の使者よ、来るなら来い」カーッ完璧!お見事!
- 06.7.29.31 DVDオペラ Thomas「Hamlet」2003 ★★★
主演 Simon Keenlyside の演技が素晴らしい。他も歌・演技ともによく、演劇的なオペラ。
- 06.7 ドラマ「時効警察」演出・脚本:三木聡,岩松了,ケラ etc ★☆☆
まあ、騒がれるだけあって、割と面白かった。しかしオダギリジョーには食傷気味。
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