2006.6 いろいろ感想文
- 06.4-6 ドラマ「弁護士のくず」原作漫画:井浦秀夫 ★★☆
とりあえずトヨエツと共演したドコモダケ、階段から転げ落ちる姿にめろめろ。赤いほっぺのトヨエツも見慣れれば演技のうまさが際立つ。他の役者も子役も伊藤英明もうまかった。
- 06.4-6 ドラマ「トップキャスター」☆☆☆
これも御都合主義な脚本のつまらないドラマであったが、天海祐希はいい。矢田亜希子との格の差は歴然で笑える。イカちゃんこと松田翔太にもうちょっと活躍してほしかったー。
- 06.4-6 ドラマ「プリマダム」☆☆☆
黒木瞳の顔を崩せないために全くリアリティのないつまらないドラマであったが(黒木の夫の古田だけが救い)、生放送だった最終回の発表会はみょーに感動した。役者たちの熱意がそのまま伝わってきて。ライブってすごい。
- 06.6.23-7.1 石垣出張
- 06.6.10 DVD映画「アカルイミライ bright future」2003 黒沢清 ★★☆
観賞本数も30を越えたことだし、立教ヌーヴェルヴァーグ、蓮實先生の弟子たちにいってみよう。昔、駒場で映画論の授業をとったとき、全然わからなかったが。
なるほど、映画とはこういうものか、なかなかいいじゃないか。
吹き溜り系の映画で、脱落者たちの不毛なあがきを描く。演劇的な、直接的な人のつながりみたいなものはないのだけれど、カメラを介して、映像の中で、オダギリジョー(映画向きの人だなあ)と浅野忠信(さすがの存在感)が交流し、モチーフのアカクラゲが希望をもたらす。終盤、藤竜也演じる「父」が「息子」を抱きしめたときに、ようやく動的な感動が生まれるが、「そのままそこにいていい」という、あくまで弱者の論理にたったままだ。しかしそんな閉塞感も、海に向かうアカクラゲの群というCG映像で一気にぶっとび、一転、叫びから物語的には悲劇にむかったのに、そうは感じさせない。
ま、これで私が何を得たかというと皆無に近いのだが。こういう映画を見たなあという記憶は消えないであろう。
- 06.6.8 DVD映画「美しい夏キリシマ」2002 黒木和雄 ★★★
すごいものを見てしまった・・・。4月に死去した監督の戦争レクイエム三部作の第二弾。「父と暮らせば」より数段よかった。「淡々と」という言葉はこういうもののためにある。戦争の背後に確実にあった、貧しい村の人々の生活を描く。主人公の少年役 柄本佑(柄本明の息子)もいい。最後、霧島という神聖な地に米軍がやってきたところで、この物語のテーマが「神聖さの喪失」であることに気づく。そういえば主人公はキリストの受難の絵を偏愛していた。
- 06.6.2-4 外房・勝浦の温泉
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