2006.5 いろいろ感想文
- 06.5.29 TV放映映画「下妻物語」2004 中島哲也 原作:嶽本野ばら ★★☆
泣いちゃった・・・何度も胸がきゅーんとした。
「人間は大きな幸せを前にすると急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気がいるの」
こういうシンプルなことでいいんだ。生きていくエネルギーがわいてくるじゃないか。
深田恭子はともかく、土屋アンナがいい。
- 06.5.28 芝居「地下室」松井周、アトリエ春風舎 ☆☆☆
友人に勧められて。青年団と文学座の若手の公演。電車を何本も乗り継いで、板橋区の小さな稽古場に。
気持ちわるい・・・
よくできてるんだけど。現代の日本の汚いものがたくさん並べられていた。リアルに?忠実に。
帰りの電車で、吐きそうで、泣きそうだった。たまたま電車で読んでた太宰よりよっぽど汚い。
ポジティブな裏付けのない毒。真面目さ故に他人を傷つけるのはいいの。テキトーに人をだまして、だまされて、それをなんの主観もこめずに陳列するの、その作家は。淡々と、でもないんだな。シニカルに?それもちょっと違う。
まあ、いいんだ、アートとしては、そういうものがあっても。
でも演劇ってこういうものなのかと思った。時間とお金をかけて劇場に行って、こんなものを得たいのかと思った。
それから、私には、現代の日本は、ダメだと思った。がんばることだけが美しいし、私はこの私の主観でしか、何も見られないし、感じられないもの。真面目とか、勇気とか、愛情といった言葉の定義は、「そういうもの」だとしか思えないもの。
- 06.5.26 DVD映画「AIKI」2002 天願大介 おまけで★★★
実在する下半身麻痺の合気柔術家をもとに。脚本が良い。加藤晴彦演じる若者のダメっぷりを前半みっちり描いてくれて、火野正平、桑名正博、石橋凌、三人三様の父親に出会って励まされ、恋をして、漫画みたいにヒーローになって、そして最後の終わり方が爽やかで、夢があって、私は大好きだ。元はボクサーで車椅子の合気柔術、加藤晴彦はほんとよくやったと思う。父たちにしても、ずばぬけた演技があるわけではないのだが、映画ならではだと思う。車椅子のリアリティも合格点。ともさかりえが脱がないのが謎。
- 06.5.23-24 筑波出張
- 06.5.22 タマテツの坊主頭にショック・・・髪は男の命です。
- 06.5.22 昼ドラ「吾輩は主婦である」宮藤官九郎
クドカン&ミッチーの昼ドラ、見るの忘れた!!!ショック・・・
- 06.5.21 芝居「まとまったお金の唄」大人計画、本多劇場 ★☆☆
初・松尾スズキ。前から見たかったけど、なかなかチケット取れず、当日券で。
阿部サダヲ以外はぜんっぜん面白くなかった。でも、革命は嘘で、演劇も嘘で、嘘はつきつづけると、生き続ける、とかいう論理に、泣けてしまった・・・。
太陽の塔を破壊しないのもよかったな。
ところどころに名言があって。それはまた聞きたいけれど、あのクソつまんない中途半端なギャグの嵐は、苦痛だ。阿部サダヲの何が面白いかって、一線を超えた剛速球に、愛みたいなものが見えてしまうからだと思う。演劇は、暴力のない革命になりうる。
- 06.5.20 DVD映画「卓球温泉」1998 山川元 ★☆☆
「Shall we ダンス?」のチームの作品で、悪くはないんだけど、いまひとつ。
松坂慶子と牧瀬里穂がいまいち体張ってないからかなあ。
この頃の調子のってない窪塚洋介はかわいいなあ。
- 06.5.20 DVD映画「赤目四十八瀧心中未遂」2003 荒戸源次郎 原作:車谷長吉 ☆☆☆
苦痛だったけど、主演女優賞を総ナメという寺島しのぶの演技がみたくて。
トヨエツと全裸で共演するらしいし。
もともとあまり好きではなくて、やっぱり苦手。
ポジティブな明るさがないんだよね。光がない。
逆に本物っちゃ本物なんだけど。
大楠道代も内田裕也もすごくて気持ち悪い。
主演に大抜擢の新人、大西滝次郎は全然ものたりなかった。
- 06.5.20 DVD映画「逆境ナイン」2005 羽住英一郎 原作漫画:島本和彦 ★☆☆
うーん、あんま面白くなかった。けど、玉山鉄二は美しい・・・。タマテツを愛でるための映画だと思おう。芝居は口先だけだけど。
クレジットに入ってた古田新太とか関智一を思わず巻き戻して探してしまった。あ、ラブヨーの聡元さんが出てた!主人公側のメンバーよりよっぽどキャラが立ってた。みんなこれくらいやってくれなきゃいかん。でもそうするとタマテツが沈む。ヒロイン:堀北真希。
- 06.4- アニメ「桜蘭高校ホスト部」榎戸洋司 ★★★
っていうのにいまめちゃめちゃはまってるの。おバカなストーリーに演出のテンポが異常によくて。シュールで。
- 06.5.14 DVD映画「タッチ」2005 犬童一心 原作漫画:あだち充 ☆☆☆
うーん、いまいち。いい原作なのにもったいないなあ。長沢まさみは南ちゃんじゃない。撮り方も嫌。本もダメ。斉藤兄弟は絵的にはいいけど、芝居がまだまだ。最後の台詞もダメダメ。「H2」の山田孝之はすごかったなと。あと三ツ矢雄二もすごいなと。比べると「NANA」実写映画は実によくできていて、ヒットしたのも納得。
- 06.5.13 アニメ「ガラスの仮面」2005 ★★☆
録画見た。うだうだ続いてる原作を、いいところでまとめて感動的に仕上げていた。文句つけたらきりがないが、小林早苗はよくやったと思う。
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