2006.2 いろいろ感想文
- 06.2.20 DVD映画「ハウルの動く城」2004 宮崎駿(2回目)
ローカルなジブリファンと集って見た。私の好きなシーンランキング〜
5:とりあえず空中散歩〜♪
4:自分は食べないのにいかにも慣れたフリして御飯つくってくれるところ〜♪
3:ヒステリーおこしてどろどろ〜「美しくなかったら生きていたって仕方がない…」
2:ソフィーを迎えた翌朝、髪もピカピカに整えて出てくるところ〜♪
1:荒地の魔女の魔法のやけこげを破ってニヤッ
- 06.2.18 DVD映画「ラヂオの時間」1997 三谷幸喜 ★★☆
三谷にかかれば唐沢寿明もこんなに愛らしい。
さすがにアレな展開に、人々のささやかな意地が呼び覚まされる物語。
善意とはいうまい。鈴木京香の苛立ちにいまいち温かい気持ちになれなかったので。
元効果音係の藤村俊二が出色。
- 06.2.18 DVD映画「解夏」2004 磯村一路 原作:さだまさし ★☆☆
大沢たかお、元祖若手演技派俳優。
「星の金貨」の大ヒットもこの人の泣きの演技あってこそ。
この映画はちょっとテンポが遅くて途中で挫折しそうになった。
石田ゆり子、歳とったなあ。
坊主役の松村達雄が出色(2005年死去)で見る価値あり。
- 06.2.17 DVD映画「父と暮せば」2004 黒木和雄 原作:井上ひさし ★★☆
おそらく、井上ひさし原作通りの、良作。宮沢りえを見直した。
父(原田芳雄)を見殺しにしたという残酷に切り込んではいかないのだけれど十分伝わった。
- 06.2.17 DVD映画「下弦の月」2004 二階健 原作漫画:矢沢あい ★☆☆
成宮寛貴の出世作。美女にふられる好青年をやらせたらピカイチだ。
栗山千明もいいしHYDEも絵的に及第点。まあでも結構どうでもいい映画。
- 06.2.15 漫画「風の谷のナウシカ」宮崎駿 ★★★
すごかった・・・頭しびれてる。
映画よりすごいとはきいていたが、これほどとは。
これでもかこれでもかと疊みかける物語。
虚無にも負けず、楽園の誘惑にも負けず、たどりついた残酷な真実。
その最も残酷なところは秘せられたまま、希望だけが人々に伝えられる。
改心していく登場人物たちもみな魅力的。
その後の映画にも受け継がれているが、セレム様だけはないような。
終盤、とくに墓所にいってからは急ぎすぎの感あり。
なんかあるとすぐ遊体離脱のセレム様で立ち直ちゃって、ナウシカお前もっと一人でがんばれとか思う。アスベルはー? ケチャって…。
セレム様が隠していたことをつかれてダークサイドが展開されるかと思ったのに。
アシタカみたいな個人的なことじゃなくて、セレム様クラスの絶望がみたいわけよ。
とかまあいってるけど、すごかった。
これ読んで「もののけ姫」がわかった気がする。
「シシ神は死なない、生命そのものだから」という台詞とか。
すごい早さで植物がニョキニョキ生える意味とか。
あれで緑が戻ったと自然の優しさを感じた初見の時の私は、希望だけをもらったということだ。
- 06.2.12 DVD映画「星になった少年」2005 河毛俊作 ☆☆☆
「誰もしらない」で鮮烈デビューの柳楽優弥の二作目。
期待したんだけどなあ…DVD出て速攻かりたしなあ…。
いまいちだった。ただのゾウの話。
ゾウを買いたいとうかれる母・常盤貴子をちらっと横目で眺めるとこだけはよかった。
ま、河毛じゃなぁ。
- 06.02.8 映画「THE有頂天ホテル」2006 三谷幸喜 ★★★
ぽろぽろ泣いてしまった・・・
隣の女子高生たちはいまいちわかってなかったみたいだけど。
なんといっても最後のYOUの歌 If My Friends Could See Me。
何の取り柄もない、どちらかというとダメダメな普通の人たちの小さなつながりが、
こんなにもハッピーな瞬間を生んでくれる。まさに一年に一度の奇跡。
がんばって生きてきてよかった、明日からもがんばって生きていこうと思える。
ささやかだけれど確かな幸せ。それにYOUの声は、彼らが抱えてきた苦味も
また確実に感じさせてくれて、泣けて泣けて仕方がない。
人形が香取に戻ったところでも感動した。篠原はあざとくてちょっと嫌。
個性俳優を並べすぎて、色モノ演技対決になってしまい(伊東、西田、角野、唐沢、松)、
全体としての感動は薄れた気がするが、でもYOUがよかったからいいや。
- 06.2.6 ジブリ美術館 ★★★
めちゃめちゃ楽しかったー。開館の朝10時から閉館で追い出されるまでいてしまった。
まずはゆっくり館内を一周。油屋に似た建物、狭い螺旋階段、屋上のロボット、四角い黒い石。
2階、ねこバスに入りたーい。まっくろくろすけ風呂に入りたーい。けど年が…。
1階のハイジ展、模型もいいけど、一話の高畑演出について語るパネルの文章がいい。叔母は、衣類を持つのが面倒だから着せていたのか。全話のストリーを読んで、終盤の、古い教会への引越、学校でのペーターなどは全然覚えていなかった。
映画の生まれる部屋、下絵とかセル画とかじっくり見る。最近の作品のが多い。
地下1階、動きはじめの部屋には、人形がくるくるまわってストロボがあたって、動くように見える!とかいろいろ。へばりついてじーっと見てしまった。
昼すぎに土星座で短編映画「星をかった少年」を見る。ノナくんかわい〜〜〜神木隆之介〜〜〜。
テラ型惑星形成アニメ。赤色巨星は育てるのが難しい、今日から二重月だ、とかいいよいいよー。
最後に、育った惑星を宇宙に離したノナくんが、電車にのって軽くもたれかかる後ろ姿が、、、美しかった。
- 06.2.1 映画「Always 三丁目の夕日」2005 山崎貴 原作漫画:西岸良平 ★★☆
どうってことないけど泣いた〜。昭和の下町が舞台の人情物語。
ベタベタな人の心のつながり。吉岡も薬師丸もよかった。
堀北真希、芝居できる。子役達がもうひとつ。
CGはアレなんだが、そういうものを見る映画ではないと思えばよい。
東京タワーという美しい建物の仕上がりと人情話がリンクしていたのがいいと思う。たしかに建築中の東京タワーがなければ見られたものではないという意味で、CG映画なんだな。
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