野本研の後輩二人を乗せてかの有名なノイシュバンシュタイン城(1869-)へ。8時半発。遊びの時は早いです。タディ先生もなんかいた。 走り出してすぐにタナカくんがマイiPod Shuffleのレッチリ(1st)をつっこんでくれたので、ご機嫌で運転しちゃいます。
1、2、3、4回目。たぶんこれで最後なので、まだ見ていないパパの城の中も見る。チケット売場で並ぶのに時間がかかっていつも見られないので、今回は事前にネットでチケットを買った。
高速96号からLandsberg経由で国道17号ののどかなコースでこれは2回目。2時間ちょいで着いたので、交渉してツアーを一時間早める。
奥の駐車場付近から
12時15分からホーエンシュヴァンガウ城。ルードビッヒ二世の父マクシミリアン二世がつくった黄色いネオゴシックな城(1832-36)。金ピカの調度品はよかったけど、内装はまあまあかな。
礼拝堂、道の途中にある
昼食はドイツ料理。時間がかかって、雨も降り出して、2時45分のツアーに間に合わない!土壇場でバスに横入りして乗り込んで、走って、ぎりぎりセーフ。
マリエン橋から
やっぱここ好き…。金ピカの天井とモザイクの床が美しい王の間がやっぱり一番かな。ベッドの上の教会とか、階段の椰子の木とか洞窟とか、ちょっとどうかと思うものもあるけれど。それも楽しい。最初の控えの間の、ロマネスク〜な柱も綺麗…今ならわかる。
外側は赤い門 |
内側は黄色い門 |
中庭 |
終わってから中庭を見て、マリオン橋からの白亜の城の眺めも堪能して、バスで山を降りて、車に戻る。駐車劵が機械を通らなくて支払いに手間取り、出発したのは5時15分。
近くの世界遺産・ヴィース教会に急げ〜。5時50分着でぎりぎりセーフかと思ったら7時までやってた。珍しく駐車場に車がいっぱい。なぜだ?
ヴィース教会
明日がマリア被昇天祭でコンサートやってた。ツィンマーマンの美しい天井画を見上げながらの音楽とはなんとも贅沢な。
ミュンヘン近郊はアザム兄弟のグログロロココが多いが(兄Cosmas Damianが天井画、弟Egid Quirinが彫刻)、ここのツィンマーマン兄弟のが断然いい(兄Johann Baptistが天井画、弟Dominikusが設計建築、あまりの美しさにこの場に滞って死んだという)。 淡い色彩、穏かな表情、虹、雲、青い空、「救い」という言葉の意味がほんのちょっとだけわかる気がする。
祭壇画は幼子イエスと家族。茶色の「鞭打たれるキリスト像」はこの教会の由来。この像はへっぽかったので、あるいは血でいたましかったので、屋根裏に放り込まれていた。ある農婦がそれを出して拝んだら、像が涙を流した、という奇跡で巡礼地となる。
天井画、復活したキリストは虹の上。虹の下、左から天秤もってるミカエル、女王然としたマリア、顔色悪いのはルキフェル? その下に審判の玉座。反対側に天国の扉。
最後まできいて、7時すぎに出る。荘厳な気分を壊さないようにQueen(初期)だ。Landsbergで夕食。中心は石畳で割といい町だった。イタリアンでリゾットもおいしかった。
Landsberg 市庁舎、ツィンマーマンが市長やってた
店を出ると豪雨。このままでは終わらない我が人生。霧も出てほとんど前も見えない中、ずっと前傾姿勢でものすごく集中してなんとか無事に帰り着いた。
ここでタナカくんが音感の後輩であることが発覚!1オクターブ離れてるけど!(音感ではC年,D年と学年を音階で呼ぶ)急拠、マイiPod shuffleは泣きバラードコーナーに移行し、泣きのギターが車中に響きわたる。外は豪雨。